日本百名山の一つで2228mあり、ずっと登ってみたかった山である。
早朝の尾瀬・鳩待峠は9月半ばでも肌寒く、清々しい。
ルートは鳩待峠→山ノ鼻→至仏山→小至仏山→鳩待峠。
鳩待峠にて。
何かを待つ鳩さん。
鳩待峠から山ノ鼻は尾瀬ヶ原へも続く平坦な木道なので歩きやすい。
ただ距離が地味に長い(3.3km)。
森林限界より上の登山道もここから見える。
この道は上り専用で、途中に蛇紋岩というとても滑りやすい岩があるのは知っていたけど
最初から濡れた石がゴロゴロしており、蛇紋岩の手前からずっと滑りっぱなし(笑)。
でも振り返るとこの絶景!
燧ヶ岳と尾瀬ヶ原が丸見え。最高。
蛇紋岩の鎖場も何ヶ所かあって、来る前は心配していたけど、実際はそれほど怖くなかった。
岩ゾーンが終わると階段ゾーン。
しかもあそこが頂上かーと思ったら違うという。
ちなみにこの辺りの地名は「高天ヶ原」。
「至仏山」と言い、何と尊い名前だろうか。
「なんちゃって頂上」をいくつか越え、本当の頂上へ到着。
山頂は展望は良いのだが、それほど広くなく、この日は人が多くて大混雑。
ゆっくり休める雰囲気ではなかったので、軽くご飯を食べて早めに出発。
こうやって見ると、まさに岩の山だな〜と思う。
(向こう側の人がたくさんいる場所が山頂)
至仏山の東側(尾瀬ヶ原や燧ヶ岳方面)は晴れ、西側(みなかみ方面)はガスガスだった。
小至仏山への稜線も半分ガス(泣)。
これから下山するのにあそこをまた登るのか〜とチョット思ったけど、意外と距離は短くて、アッサリ小至仏山頂へ到着。
山頂はかなり狭め。
ほわっとしたガスが幻想的。
下りは4.5km。
それなりな距離だった。いや正直遠く感じた…。
登山道の1kmと平坦な道の1kmはまるで違う。
トータル10km以上歩き、疲労はハンパなかったけど、上りと下りで景色が全然違うので、とても楽しめた山行となった。
やはり尾瀬という所は最高だ。
鳩待峠に戻ったら、尾瀬ヶ原ハイクから戻って来た人達もいる為、かなり混雑していた。
私はここの売店でソフトクリームを食べた。
友人はコーラ(いつもの)。
染みた〜。美味しかった。
「吟醸ソフト」っていう日本酒を使ったソフトも売ってて、本当はそちらを食べてみたかったけど、アルコール成分が飛んでいないらしく、車を運転する人はNGという事で泣く泣く諦めた。
ここから乗り合いタクシーで戸倉の駐車場へ戻ったのだが、運転手さんがスピード出すわ出すわ。
20分位の道のりなのだが、あまりの超高速ダウンヒルに友人は見事に酔ってしまい(普段全く酔わないのに)、私の車の助手席に座ってからは完全にダウン。
その後2時間彼女が目を開ける事はなかった。
タクシー乗降場で休んでいた親子も、お子さんがやはり酔ってしまっていたようだった。
という訳で、車酔いしやすい方は念の為に酔い止めがあると安心です。
とりあえず「吟醸ソフト」食べなくてよかった…と心から思った。
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