新学期が始まりました。

 

先週の金曜日は台風のため、市内の学校は休校になりました。

四男は放課後にデイサービスに行く予定でしたが、お昼前から行けることになり、喜んでお迎えの車に乗って出かけました。


(四男の絵。学校の代表の作品のひとつに選ばれて、地域の美術館に飾られました。ゴジラのいる町、だそう。)

 

さて、今日は私が長男次男の子育ての際に囚われていたお話。

囚われていたといっても、私自身の考え方にです。

 

夏休みの終わりに、テレビで“新学期が始まると不登校になる子供や心身の不調を訴える子供が増える”という話題が多数取り上げられていました。

”無理に学校に行かなくても大丈夫だよ”というのが世の中の考え方になってきていますね。

コロナで学校閉鎖があってから、周りの理解も変わってきました。

でも、やっぱり、親としては苦しい。

“この間まで、行けていたのに…”って。

特にお母さんたちは、いろいろ考えて、自分を責めてしまう方もいるかもしれません。

”学校以外にも居場所を作れる。”といっても、フリースクールも通うのにはお金がかかります。

 

我が家の息子たちは学校が大好きで、長男次男は小学生の頃、校門が開く前から学校に行っていました。

私自身も不登校を経験したことはありません。

だから、学校は休まないものだと思い込んでいました。

 

次男が高校生の頃、朝、起きられない時期が続きました。

学校は好きらしい…でも、起きられず、遅刻や朝練をサボる。

なんとか行かせようと朝から声を荒げたり、叩き起こしたり…本当に毎朝が戦争。憂鬱。

どうして起きられないのか…。

もともと問題も起こす子だったので、“学校行かなくなったら、また問題ばかり起こす”と、私自身、不安に駆られていたのだと思います。

学校に行かせなくては!

そう思いすぎて、私も苦しかった。次男も苦しかった。

起きられないのは、不摂生だけのせいではなく、起立性調節障害の可能性もあったのかも…と後から思いました。

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 学校に無理やり行かせても、結果、誰も幸せにならなかった。

40年以上生きてる私からすると、起きられない1日が勿体無い気がする。

でも、子供達の人生はまだ長く、時間は十分ある…それを考えてあげられなかった。


学校勤務で様々な生徒さんを見てきて、遅刻してくる子、放課後登校している子、給食だけ食べに来る子、本当に色々な形で学校と繋がっていて、それでもいいんだなって、思いました。

もちろん、学校じゃなくて、習い事や趣味の場でもいいはずです。


大切なのは、大人が子供達の心と身体に必要なだけの時間を待ってあげることだと思います。


一度後悔したから、三男と四男を育てている今は、これでも😅心に余裕も少しあります。

“私がずっと味方だから、大丈夫!”って、勝手に思っています。


学校が嫌な場所になったら、行かなくていい。

逃げても、甘えてもいい。

だって、まだこどもなんだから。