2024年7月30日、農林水産省 食料・農業・農村政策審議会食糧部会が開かれ、審議委員の一人として、出席させて頂きました。
令和5年産米は、歩留まりの悪さや需要増など、様々な要因で例年よりも在庫量が大幅に減少してしまい、結果、品薄状態にあるのではないかという不安が不安を呼び、玄米取引のスポット価格が急騰しています。
スーパーでは購入制限が掛かっている店舗があったり、業務用米を扱う米屋があまりの高値に手を出せずに仕入に苦労しているという話も出てきており、非常に混乱した年度になっています。
一方で、直接お取引の農家さんに聞くと、玄米のひっ迫感は無く、むしろ、本当にそんなことになっているのかと驚いているような、当事者感が全く無いというお声もありました。
米穀小売店の全国団体である日米連の調査で、5月時点において、「仕入れに苦労している。」「仕入価格が3000円以上、値上がりしている」という店舗が85%にものぼっているという声もあり、丁寧に現状をお伝えしながら、農家さんにとって適正な価格がどうあるべきかも含め、需要と供給のバランスをお話致しました。
小さな米屋の目線ではありますが、精一杯、日本の農業の為に、務めていきたいと思います。