【③のつづきです】




慣れない場所で3、4時間おきに起こされ、
お世話が終わり狭いベッドで丸くなり
ほとんど眠れていなくて
さすがに辛くなり朝方数時間を
グッスリ眠りました。




目が覚めると次女がパッチリおめめで
私を見ていました。




今日はなんだか顔色が少しいいかな?





朝、看護師さんが来て
病室が移動になることを告げられました。





前にいた病室よりかなり狭く、
子供ベッドと付き添い1人が
座れるスペースがある程度の
所へ移動しました。





9時には移動してまた4人部屋だけど
2組がすでに入っていて
カーテンは閉められていました。





挨拶することなく、1組は静かで
もう1組はカーテンの中から
グズっている子供の声が聞こえました。




母親が付き添いしているようだけど
子供の相手を「はい、はい」って
聞き流しているというか。





まだ2歳くらいの男の子が
「抱っこして〜〜!」
とベッドの柵をガシャンガシャンさせて
泣いて暴れているのに
「点滴付いてるから抱っこできな〜い」
なんて言って雑誌を読んでいるのが
カーテンの隙間から見えてしまいました。




人が増えたことに気づいて
少し空いたカーテンをシャアっと
勢いよく閉めて子供に
「ねーうるさいよ、寝なよ」
と言っていました。




ちょっと、、
すごい部屋に来てしまったなと
怖くなりました。




もう1組いた子供はその日のうちに
個室を希望して出て行きました。
のちに廊下の絵本コーナーで会ったので
退院ではないとわかりました。




男の子は日中母親が洗濯などで
部屋にいない時はものすごく静かで
寝ているかおもちゃで遊んでいるか
していました。




夕方に母親が戻ると
またギャアギャア言い出しました。




その子の甘え方なんだなと
わかりましたが母親は
うんざりといった感じで
可哀想に感じました。




もう入院が長くてお互いストレスなのかも?
そう思って我慢していましたが
消灯の20時を過ぎても
動画でも見せているのかうるさくて
21時を過ぎても寝そうにありませんでした。




次女は眠れなくてグズグスし出して
トントンして寝そうになるものの、
また声で起こされ泣くと
カーテンの向こうから舌打ちが
聞こえてきました。




相部屋なんだからお互い気を遣うものだと
思っていたのは私だけだったようです。




もう必死に寝かせようとしていたけれど
諦めて次女をベッドにおろして
添い寝しつつトントンしていると
男の子が「うるさいんだけどー!」と
カーテン越しに行ってきました。




母親も
「本当だねーうるさいねー」と。



あーこんな親には絶対になるまい!
と心に誓いました。





明日の朝、個室が空いていたら
移動をお願いしよう。




部屋代がかかってもここにいては
私の心がもたない!
そう夫にLINEで伝えてたら
「ぜひ個室に行ってください」
と言われました。




看護師さんが見回りで来ると
動画を消すものの、
出て行くとまた動画を流すを繰り返しで

静かになったのは深夜2時。




次女もその後は朝まで寝てくれました。








【⑤へつづきます】
















ここのお取り寄せ苺めちゃくちゃおいしいんです!
スーパーの苺は赤くなる前に取るけど、
ここのは熟してから取るので甘くて子供たち大喜び照れ