当時で言えば母は高齢出産で私を産んだので、私の友人の親に比べると、10歳くらい上なんです。

さらに私も高齢出産だったので、ママ友の親なんてかなり若い。ま、それでも高齢者になってきてます。

そんななか、今からさかのぼること、10年ちょい前くらいに私が味わった経験をし始める友人、ママ友が増えてきました。

『うちの父親、最近薬をいつ飲んだかわからなくなってきてさ』とか

『今日は仕事を休んで親を病院に連れて行かなきゃ』などなど。

 

そんな話をほうぼうから聞くようになり

『そうだよね。大変になってくるよね』と答えながら

思い出した事件がありました。

 

~~亡くなった母とダンナがテーマの昔話です~~

 

10年ほど前…子どもが保育園だった頃。スイミングに通っていたので、車で10分ほどのプールまで送迎したんです。おそらく18時頃だったと。とりあえず送り届けたのでプールからあがって戻ってくるまで40~50分、家に戻ってもまたすぐ来なきゃだし、このまま見学するかぁ~と考えていたんですね。そしたら仕事から家に戻ってきたダンナから電話が。

 

「オカアサンがなんかオカシイ!ドウシヨウ!あせると。

 

あの…ダンナは外国人なので会話はカタカナで書いてみましたが、もう30年近く日本にいるので普通の会話はできます。イントネーションがおかしいだけです。ただ難しい言葉は理解できません。たとえば“大変”はわかっても“困難”はわからないとか。

 

で、話は戻り-

とにかくダンナの話によると、今仕事から戻ってきたところ、同居していた母が玄関先で苦しそうにうめいていると。母はその時から認知もありましたが、今回は胸のあたりを押さえて苦しそうにしてるらしい。

なので私は『今私はプールに来てるから、まずは救急車呼んで』とダンナに言ったんです。そりゃあ、そうですよね。

そしたら何て言ったと思います?

 

「ワカラナイ!デキナイ!」

 

って答えたんですあんぐりあんぐり

ダンナ、警察は110番、救急車は119番なんて当たり前に知ってます。

「は!?電話してくれればいいだけじゃん。あなたが今お母さんの状態を目の前で見てるんだから。私が電話しても状況を説明できないじゃん」と言ったんです。ですがダンナは

 

「デモ、ナニカキカレテモ、

ウマク セツメイ デキナイ…」

 

あんぐりあんぐりあんぐりあんぐりあんぐり

 

私はあんぐり…

あのさぁ、アンタ40半ば過ぎの大人だよね?日本に来たばっかの外国人でもないよね?(当時で日本滞在20年ほど)今、子どもがプールに入ってて、もう少ししたら戻って来るんだって!とりあえず救急車だけでも呼ぶことできるでしょ!!

 

でもそんなことでケンカもしていられないので、とりあえず私は家に戻りましたよ悲しい

 

次に続く…