今日はまず土壌調査についての話を聴きました。
pHとECということで、土壌の酸性度合いの測定と電気伝導率を測定する目的と実務について教わりました。
しかし、これも別の授業の先生に言わせると、「何でも化学的にやればいいってもんじゃないんだよね。」ってことでして、なかなか興味深いところです。

続いて果樹の授業で、座学はそこそこにして、果樹園へ行って果樹の勉強をする上でのポイントを教わりました。
どういう枝に花が咲くのか、何を基準に剪定するのか、摘果や摘花の基準や量、といったことは、実物を見ないとなかなかわからないものです。


今日は最後にちょっとだけ苦言を、、、、
この学校は県が農業振興の目的で運営している、農水省系列の学校です。
先生は皆農林振興センターや県庁の農業関係の部署のお役人がローテーションで回ってくる訳です。文科省系列ではないからというわけではないのでしょうけど、社会人クラスの我々生徒から見ると、役人体質で、教えるスキルに乏しく(あれこれ良く知っているんですけど、気配りや喋りが下手なんですよ)、そして何より考え方が旧い。
主査とか副主管とか肩書きがついているのですが、上の肩書きの人の方が知識が無くて明らかにこの人は国立大出なんだけどずっと事務職やってきてて、今年の異動でここに来たんだなってな感じの、とても先生とは呼びようの無い頼りなさだったりもします。

我々からは先生しか見えないのですが、問題なのは先生なのではなくて、こういうカリキュラムしか組めない県の農業マネージメントにあると思います。農業者育成というと聞こえはいいですけど、現代の現場でやっていることを知らない人が先生という肩書きを持って素人に教えなければならない。
なかなか難しい問題ですが、実情としてはひずみが大きすぎます。

日本の農業の将来を憂うということで、マスコミもここ数年注目度を上げている分野なわけですが、少なくともこの学校にテレビカメラがやってくることはありえません。教えていることが余りに古く、3Kを体験することが農業であると言わんばかりのスタンスなのです。20年は現実から遅れている感じです。

社会人クラスの生徒はこういうことに気づいて自分が学びたいポイントだけをフィルタリングして学んでいけますが、高校を出てすぐにここに来る少年たちが何十人もいるわけで、彼らはここで教わることが全てだと思ってしまう訳です。
一緒に高校を出た友達は会社勤めを選び、夏の金一封を頭金にして念願のクルマを買ったりするわけで、「あいつと比べて俺は畑でなにやってんだか。。」と、こういうところから人の心はすさんでいくわけです。

そういうところのフォローを社会構造として変え支えていかないことには、日本農業の実情は変わらないだろうと思った次第で。 ご静聴ありがとうございました♪
す。