以前にUPした

過去世の人たちの走り描きスケッチ

 

色をつけてみたら?と言っていただき

手直しして色をつけてみました。

 

 

 

本当は全員

思い出したくもないものだったのですが

 

描いているうちに

だんだんと愛着のようなものが湧いてきて

 

一人一人とじっくり向き合う時間になりました。

 

 

 

【アラブの男】

 

 

残虐すぎて今ならどこの国でも極刑でしょう。

臭いや感触、思い出すと吐き気がします。

それでも

馬上で歓喜の雄叫びをあげる生きてる力や

欲しいものは何でも手に入れてきた、

死ぬ間際に

「俺の人生最高だった」と思えることは

そこだけは

その熱は

私も持っていたいと思います。

 

 

 

【アフリカの女】

 

 

アラブの男とは逆の立場にあった女性。

目が虚になってから

その状態で70年近くも生きました。

生きるって幸せなのか?

生きる長さじゃなくて

どんな心で生きたかが

幸せの尺度じゃないかと思わせます。

そして彼女が老衰で死んでいく瞬間の感覚を

ヨガのシャバアサナ(死体のポーズ)で再体験した時

「何だ、死ななくてもできるのか・・・」と

拍子抜けしたのを思い出します。

 

 

 

【ヨーロッパの女】

 

 

社交界ではあからさまに笑われました。

だからメイクやおしゃれを

一生懸命頑張りました。

やればやるほど笑われました。

とっても意地悪で

いつも使用人をひどくいじめていました。

笑われようが嫌われようが

絶対に折れない

でも健気な女性でした。

 

 

【アジアの少女】

 

 

物心ついた時から

ゴミの山で仕事をしていました。

美味しいものを食べたことがないので

いつも口にするものがまずいと知りません。

学校も遊ぶことも知らないので

仕事が辛いとも思いません。

お風呂に入ったことがないので

不衛生と感じたこともありません。

いつもどこかが痛くて

いつもお腹が空いていました。

大人になることはありませんでした。

 

 

 

【日本の男】

 

 

金にも女にも困らない。

そしてそんなに興味もない。

金も時間も自由にあるのに

やりたいこともない。

幸せだけど虚な人生。

何となく自分と重ねて

何だかイライラします。

でも彼は優しくて

何かを知っています。

 

 

 

【未来の主婦】

 

 

15年くらい前に

駅へ向かう道を急いでいて

ふと電柱の住所表記を目にした途端

出てきたのがこの女性と子供たち

「あっ、未来だ、懐かしい〜〜!!」

と思ったのが始まりでした。

でも私とは全くの別人です。

過去世が未来人って、あるのかな?

 

 

 

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色を塗っていて一番思ったことが

「もっと汚く、もっと汚く!」でした。

 

 

いかに自分が恵まれた環境にいるか、

そして

何でも綺麗に繕おうとしていたこと、

 

じわっと感じました。

 

 

思い出したくない時は

「こいつサイテー」

「この人超いじわる」

「もう辛すぎてムリ」

な人たちだったけど

 

 

一人一人描くうちに

「そこは最高だね!」

「あー、そんな気持ちだったんだね」と

もう一歩踏み込んだ彼らを

見ることができました。

 

 

そして

彼らに影響されるのではなくて

 

彼らは彼ら、私は別。

じゃあ私はどうしようかな。

でも時々はアドバイスよろしく!と

改めて感じました。

 

 

 

これは写真にもムービーにも撮れないし

・・・念写が出来ればいいのかな?

 

 

絵に描くとじっくり向き合うことになるので

仲良くなった感じがしてお勧めです。

そして逆に

彼らに解放されたというか

私が彼らを解放したというか

 

 

今を生きてる自分自身が

また見えてくるように思います。