モスカフェで30分クールダウンして

またまた博品館劇場へランニング


こちらの続きです↓




夜はカッコいいね〜 昼はココ気づかなかった



なんとなく19時からの観劇って

大人感ある〜ニコニコ





夜の部は満席だそうで

エレベーターに乗る人の列が外までびっくり




お昼の部は下手 夜の部は上手

どちらも2列目のお席でしたスター



今回は二階の部分に文字や映像が映るので

前の方だと気づかない場合もあるかも?


階段のあたりが見えにくいので

このお芝居だと下手寄りの方がいいのかな


上手は家の縁側と庭なので

縁側に差す光がキレイでした

庭には雑草みたいなのもふわっとあった


久彌さんが庭越しに大家さんを呼んだり

庭から大家さんの家族が出入りしてるのが

昭和の人付き合い感が出ていてほっこりですにっこり


昭和13年頃のことなんて

出演者も観客も年配者だったもしても

実際には体験していないと思います


知ってる方がいてもかなり幼い頃の話


なので昭和の世代でも その後の時代や 

テレビや映画から知った戦前の記憶を

自分の記憶のようにして物語の中へ入る


ただ 出演者の平成生まれの若い方々は

その映像すらも知らないようで

戦前の昭和は 江戸時代と同じような昔?


昭和の言葉使いや所作は難しいよね…

昔の日本は作法に厳しかったのでピリピリ


私も昭和の人間だけどそんな所作は知らん

敬語は使えるけれど「母上」やらは言わん

そもそも椅子の生活になっていたし


正座するときにスカートの裾を整えたり

履き物を揃えたりを いちいちやっていましたが

2回目あたりまでは「おひらめき」と思ったけれど

その後はその所作がバタバタとしていて

「裾を整えて座らないとね!」という感じで

取ってつけたみたいで「もういいって!むかつき

みたいにイライラしてきました


やるならもっと

一連の動きの中で自然にできないのかな


結局は役としての段取り作業になっちゃった


見た目はザ昭和な三つ編みがお似合いだけど

「なんだ!軽いじゃない!」とか「さあ?」とか

言い方が全然昭和じゃないんだよね…


昭和を研究してないのか

やろうとしたけどできなかったのか

それは知らないけれど大切なお役なのに残念


そのお相手の海軍兵学校生(大家の息子)は

髪型のせいなのかお顔だちのせいなのか

ちゃんと昭和に見えたんだけどな〜


そして久彌の大学助手の女性…

なんであんなキャラになっちゃったんだろう驚き


真面目な助手のつもりの喋り方とお顔なのか?

ドリフに出てくる人みたいだった真顔

そこまでキャラ化しないで普通がよかったな〜

昔のディスりの入ったガリ勉女子みたいな…

そうそう!キテレツ大百科の勉三さんなメガネ


久彌との関係を疑われた場面も

ヒステリックではなくてエキセントリックピリピリ

そんな無理やり喜劇?コメディにしなくても…

ちょっと聞かれただけであんな動きにガーン

リアリティがなくなってて変だった


あわわ

また文句になって来た…ごめんなさい


面白かったのは お殿さまの侯爵と

その部下?の男爵(海軍大佐)の対比ニヤリ


侯爵のいかにもな まったりした喋り方と

海軍大佐の頑固で勢いのある喋り方とが

時代の中での立場を表していてよかった


海軍大佐の方は 軍の考えにどっぷり派で

単にお国に忠実なだけなのだけど

その姿がとてもお気の毒に見えました


嫌な人だなぁ…って観ていると思うけれど

そんな教育を受けて真面目に遂行しているだけ


後半の侯爵さまの台詞で 

侯爵がいい人のように見えるけれど

この時代にそれを発言するのはどうなの?と

実はそっちがいわゆる問題発言


開戦前だったからいいけれど

侯爵も開戦後だったら口にできない言葉と思う


お二人のその後はどうなったかしら?と

なんだかとても重たく心に残りました悲しい


この後半の

「藩史編纂を中止します」の場面のあたりから

なんだか嫌な空気になって来ました


雨の場面からすっかり観るのが重くなりました


大家さんの奥さんも 虫の知らせというか

任務地へ向かう息子に何か感じで暗い

息子は明るくしてるので余計に重たい


それが彼の死亡フラグみたいで辛かった


その後の大家さんが明治神宮で見たこととか

昭和16年12月という字幕とか

うわぁ嫌だな…と観てるだけでも苦しかった


大家さんの奥さんの母親の勘も辛い

なのにここでもまた息子の彼女がぶち壊し

声のトーンがダメなのかしらね?

アニメみたい…


そもそも新聞社の友人にぶち壊しにされて

からのここの場面だったのでかなりイラッとムカムカ


まあその後 ハミングコーラスのラストで

二階からつね子の妄想通りの女が降りてきて

あざけ笑いまくってくれたお陰で

【重たい&苦しい】から 【不気味】に変わって

ある意味 観てる側は救われたかもしれません


あの笑いは なに知らんぷり


不安に怯える人の心を表してたのかな

それともそんな人々を笑ってたのかな


重たいまま終わらなくてよかったのかもショボーン



ブログも暗すぎて終われない〜えーん



久彌さんのおばさんの髪型というか前髪?

昭和の女性ぽくてよかったです

黒々とした結い髪にあの前髪 飛び出すハート

そして二幕の時の着物と羽織の模様が

竹久夢二の絵みたいでステキだった目がハート


それとつね子が頼んだ探偵の女性

有能なのに愛らしくて可愛くて

尾行の結果を伝えに来ているのに

嫌な感じにはならなくてとてもよかったニコニコ


こんなふうに笑わせてくれるのは大歓迎です


変な動作とかコントは嫌なのよぉ〜ダッシュ



また文句に戻りそうなので

一旦終わります

また続いたらスミマセン



終わったら22時前だったので

金曜の夜の銀座はどこも満席で入れずうずまき

そりゃそーだ知らんぷり


やった〜ニコニコ

配信を購入したのがやって来た!

これから観ますスター




こちらから観られます↓

喜劇『二階の女』劇団NLT アーカイブ配信