2020年1月13日、帝劇、御園座、博多座と上演されている公演が梅田芸術劇場で初日を迎えました。
お正月感のある1月の公演、好きですニコニコ


ダブルキャストのサラとアルフレート、そしてヴァンパイアダンサー、
初日はこのお三方でした。


桜井さん、レベッカではいい意味でか細いお声がお役に合っていてよかったです。
今回も1幕の宿屋での歌は途中までは可憐でよかった。
でも、お城へ行く前の歌『外は自由』のあたりから少し物足りない印象でした。
初日だから、まだこれから盛り上がるのかもしれません。

相葉さんは、ヘタレ感はいいけど歌になると力が入りすぎな感じ。
歌えないわけではないけれど、もうちょっと力が抜けた方が聴きやすいかもしれません。

ヴァンパイアダンサーに関しては、踊りの好みの問題と思いますが、私は好きではなかったです。
力強いタイプですよね。
私はもう少し人間感のない踊りが好きなので、ちょっと疲れました。

そして肝心の伯爵さま。
ウィッグが前公演の方が好みでしたショボーン
そして、今回の誘惑シーンはお風呂と同じ高さというか、後ろから普通に現れるのですが、とても微妙…。
前回までの吊り下げがいいと言うわけではありませんが、お風呂に入っているサラの周りをウロウロするのはどうかと思います。
天上から現れた設定はいいけど、同じ高さからお風呂に入ってくるというのはどうなんでしょう。
若い娘なのに、体も隠さずに見つめていられるのかな?
なんか、微妙な誘惑でしたね…
ヴァンパイアという特殊な存在が、感じられないです。

さらに1幕のラストの伯爵さまのお城。
所作のところどころに、コントのようなものが何度かあったけど、あれは要る⁇
前回も少しはあったけれど、基本的にはピリっと冷たい月のような伯爵さまでした。
今回は「この人は、おマヌケな人?」と思わせるところがありすぎて、嫌でした。
この場面でそんなに、笑わせようとしなくていいと思います。

笑わせるといえば、2幕のディナーの時間のところも…。

作品として、楽しませるところに重きを置いたのかもしれませんが、できたらそれは、伯爵さま以外の担当にして欲しかったという感じです。

舞台自体は、生オケの素晴らしさも実感できたし、迫力ある公演でした。

でも、でも…
ヴァンパイアの恐ろしさがなくなってしまったら、この作品は単なるコメディみたいでえーん
私には少し残念な感じになりました。

ラストの垂れ幕も、意味不明というかあれなら無くてよかったショボーン

レベッカのラストも、改悪でどんよりしたのを思い出しました。
山田先生…どうしてですか?
(単に自分の好みとは違ってるだけなのでしょうけどぼけー

明日、また観に行くので、心づもりをして観るとまた違うかもしれないですね。

観に行って「チケット増やそうラブ」と思わなかったのは、久しぶり。
明日はそう思えるといいな、と願います。

1月20日までの公演ですキラキラ