みなさん

明けましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いします!


年末から大量に作ったお節料理も

すっかり食べ尽くし、

通常モードに戻さなきゃ

という最後の日曜日。


今年は元旦に三社詣りをしなかったので、

近所の世田谷八幡に二社目のお詣りに

行ってきました。

まだまだ混んでてビックリ!





ところで、

年末にニュースで取り上げられていた

大黒摩季さんの不妊治療を経ての

離婚という人生の選択。


不妊治療が長かった私たち夫婦。

胸が締め付けられる想いで

主人とその報道を観ました。


長年の不妊治療を経て、

2017年の10月に妊娠が発覚し、

12月に流産し、手術で処置しました。

私、その時すでに42歳。


まだ小指の第一関節ほどだった 

小さな小さな我が子は

わずか2か月で天に還って行ったのです。


会社の人たちや友達はおろか

両親や家族にも何も言わずに、


私たち夫婦は

静かに悲しみ、

静かに時が過ぎるのを待ちました。


それと同時に

不妊治療をやめた私。


よく、不妊治療をやめたら授かった!

って聞くしね

と自分に言い聞かせながらも、


このまま授からないかもしれない

という恐怖と不安に襲われる日々。



『このまま授からないかもしれないけど、

いいの?』


という一言を口にするのも

相当な勇気を振り絞りました。


主人はたった一言

『授かっても、授からなくても、

どーっちでもいいのよ(^^)。』って


大丈夫、大丈夫、いいの、いいの!


っていつも笑って言ってた


それでも、わざわざ年上の私じゃなくても、

もっと若い子と一緒になってたら、

主人には普通に子供がいた人生だったかも


とも思ったし、


その辺りを歩いている

赤ちゃん連れの家族を見て

どうしてあの人は妊娠できて

私はできないんだろう


と、世間を歩くだけで辛かったし、


私より後に結婚した会社の後輩たちが

次々と妊娠して、産休に入って、

気がつけば復帰してきている姿を見て、

もうそんなに時間が経ってるのに

私は何も変わらずここにいる


と、会社にいるのもイヤにもなった。


だから、わかるんです。


赤ちゃんが欲しくて欲しくて欲しくて

それでもなかなか授からない人の気持ち。


今不妊治療中の人で、

これを目にした方は


でも、あなたには結局できたじゃない⁈


って思うかもしれません。


私もいろんな不妊治療中の人の

ブログを読み漁り、


でも結局この人はできたんじゃん。


って、腐りそうになることも

たくさんありました。



私は不妊治療してるけど、

巷で言われるような、

腫れ物に触るられるような

不幸でかわいそうな人ではないから!


と、ただただ笑顔で



私は何を言われても平気よ⁉︎(^^)


そんな痩せ我慢をすることが

主人の前でも当たり前になっていました。


腐りたい気持ちを抑え、

ただただ笑顔で


だから、わかるんです。

苦しいほどに、

不妊治療中の人たちの心の葛藤が。


子供ができるのは当たり前ではない。

結婚すればできるわけでもない。

不妊治療をすればできるわけでもない。


普通に結婚して、普通に妊娠できた人が

悪いわけでもない。


でも、こればかりは

経験しないとわからなかった気持ち。

理屈ではないんです。


これがわかっただけでも私は、

経験する前の私より

また一つ、人の苦しみが

わかるようになりました。


不妊治療を経て、

授かっても、授からなくても、

夫婦2人で生きていこうとも、

離婚しようとも、


全てに意味があります。


自分に与えられた道には意味があるんだと

そう受け止められた人が

結局は幸せだと思います。


不妊治療をやめてちょうど1年後、

もう夫婦2人の人生かもと覚悟し始めた時、


新たな命を授かりました。



2019年夏、44歳で、元気な女の子を出産し、

幸せを噛みしめながら

子育てを楽しんでいます。


必死に不妊治療に追われていた時には

きっと見えていなかった

『意味のあること』


長年の不妊治療を経て、

授からない苦しい気持ちを知って、

夫婦の在り方を話し合って、

子供を諦めかけた、そんな時。

私たちのところにやってきてくれた娘。


苦しかったことや、

腐りそうになる気持ちを含め、


全てが私にとって必要で

意味のあることだった。


それがわかった私は幸せ者です。



今年もどうぞ

よろしくお願いします(^^)


Love, Rie