集英社コバルト文庫 聖痕者ユウ シリーズ
1)薔薇のストレンジャー
2)黄金のプリンセス
3)純白のラビリンス
一言で言うなら
祭貴(まつるぎ)優という超絶美形男子が、母を救うために11の邪神を狩る というストーリー
優のお母さんは、邪神と交わって優を産む
それに怒った大神マルドゥークが彼女(確かマルドゥークに関連する神官系の娘だったから余計にお怒りをかったのだと)を氷漬けにしてしまう。
優はその事実を幼いころに知り、母の解放を条件に11の邪神を狩ることをマルドゥークと約束したんだそうな その証が、胸に宿る薔薇の聖痕←シリーズタイトル
そして15歳から邪神狩りの過酷な日々を送ってて、1巻時は17歳
シリーズ通してのメイン登場人物は 祭貴優
彼に仕えて、戦闘の強力なパートナーである精霊族?の王女マイムーナ(和名・宗方舞衣)ちなみに彼女も超絶美少女設定
一巻ごとにターゲットの邪神・それにまつわるゲスト登場人物が出てきて、優が闘う構成
小説のイラストは高田明美さんで、これがまたすごくいいんだ
祭貴優の凛々しくて美しい容姿が伝わってくる。
一巻初版は1985年(昭和60年)の11月となっているので、まさに40年前ぇぇぇ!!
恐ろしいな…ちょっと…
でも今でも十分面白いです(突っ込みどころもあるが)
全部で4巻発売されていて、どうも未完っぽいです
私は3巻で買うのをやめちゃったので、今回再読してどうせなら4巻まで読んどきゃよかったとちょっと後悔(いいところで3巻が終わってる)
ただ当時買わなかった理由は我ながら納得できるので、当時の私、それならしゃーないと苦笑いで納得。
4巻を買わなかった理由=そもそもこの作品を手にした理由は
1巻のカセットブックで島津冴子さんが出ていたから!!←昔も今も島津冴子ガチファン
まずカセットブックを聞いて、そのあと原作本に手を付けたという順番だったくらい、冴子さんゆえだからさ
島津冴子さんが演じたキャラクターは1巻3巻に出てくる。
3巻を読んで今後おそらく出番がないっぽかったから、4巻は追わなかったんだった。カセットブックになったのは小説一巻のみだから、原作小説に冴子さんは関係ないと言ったらない。ただ当時の私の金銭状況とか興味範疇とかで「もういっか」ってなったんだわ。
作者の鳴海丈さんはこの作品を書くのに、実写版キャストなら誰・声優が演じるなら誰、ってイメージして書いてたとのことで(あとがきから)早川愛弓は鳴海さんが最初から冴子さんで想定してたそうな
書きながら「頭の中で冴子さんに喋らせてみてして不自然じゃなければOK」ってしてたみたいで。
原作者折り紙付きのキャストなんて、冴子さんファンとしてはほんと嬉しいのよ!!
ちなみにカセットブックになった際、メインキャラで作者の想定通りになったのは冴子さんと藤田淑子さん坂本千夏さん、の3人でしたね。どの方もぴったりでした
このカセットブック、買ったよく聞いたけど、さすがにもう20年以上聞いてない(多分まだ所蔵してる…はず)けど、小説を再読したときいろいろ蘇ってきた
冴子さんと坂本千夏さん・藤田叔子さんは読みながらすらっと脳内再生できちゃった(笑)←まだ藤田さんの役が濃ゆくて!
確か藤田さんの旦那役が若本紀夫さんで、このころは今ほど巻き舌じゃなくてダンクーガのシャピロ系?
マイムーナは勝生真沙子さんで、きりっとした気の強い美少女がぴったり(のちの火影の綱手様だし!)
祭貴優は若かりし頃の山寺宏一さん。この当時山寺さんの記憶ってほとんどなくて… 天空戦記シュラトのリョウマくらいかな? だから今回も脳内再生できなかった(笑)
令和の今基準だと、相当贅沢なキャスティングですよ
ストーリー・設定的には大神・バシリスク伝説・巨石伝説・古代バビロニア・地下帝国・賢者の石・アムリタ他オカルト?伝説?要素がもりもり
今でこそ当たり前にいろんな媒体でみられるこういう系も、このころはちょっと珍しかった、かも
時々そういう蘊蓄…じゃないけど、優が邪神を追う中で必要な情報が語られるので、そういうネタも面白かったりします
ギルガメッシュ の名前が出てきたときにFateで出てきた金ぴかで唯我独尊のあの人がすく頭に浮かんだもんなぁ。親友の死でどうたらって語られてたので、ロン毛のあの人か、って…
サンジェルマン伯爵も出てきます。もちろん「あの、オカルト的な方向で有名なサンジェルマン伯爵」ですわ
それにしても
優と舞衣は、邪神を追って各地を転々としてて、倒しては次の地へ移動なのでその地に長期はとどまらない。
数日?長くても一週間とか?
滞在はホテルのスイートルーム、なんて記述も出てくる
絶世の美男美女設定で、着てるものもなんだかいっつも高級ブランドっぽい(上品な装い。絶対ユニクロとかじゃない。まぁこの時代ユニクロもしまむらもないが)
1巻は二人とも寄宿学校に入学して生徒として過ごしてた
2巻は舞衣だけお嬢様が通うっぽい女学校に入学
そして各地を転々とする交通費
諸々の費用はどこから?!
それ、一番気になって気になって。
数日しか通わない学校に入学費用・制服諸々支払うってなんでやねん。邪神が学校に潜伏してるようなので、それだと生徒として在籍してるのが一番探りやすいというのがあるにしてもよ?
過酷な討伐の日々だから、宿泊は贅沢なスイートルーム!なのは身体を休めるために必要と言われれば、そらそうだが。
でもでも費用はどうなっている!!
大神が、打ち出の小槌みたいな「いくらでもお金が出てくるお財布」とかくれたのか? ←最遊記の三蔵一行は神様的な人からクレカ発行してもらってたよね。神様とかそういう方々の口座から引き落としされるみたいで(笑)
優の実家『祭貴家』は大神絡み?の特殊なところのようで、独自の情報網を持ち、各人戦闘力にもたけている特殊な一族で、戦い後の後始末(建物破損・敵=化け物の残骸 や学校への転入とかすべての雑務もやってくれている、みたいな描写が3巻にあったけど、それでもこの費用はどうなの?無尽蔵に金が使えるほどなの?!
作品が書かれた年代的は日本経済が上り坂で(もう少しでバブル期か?)ウェイウェイ状態で祭貴家も相当羽振りが良かったんすかね…
そして当時はスマホはもちろんPCもガラケーは影も形もない。
ポケベルはあったかもだけど、それは呼び出し専門的な、サラリーマンの小道具だったころ?
優たちの行動を考えるとマメに祭貴一族への連絡は必要だろうけど、公衆電話でやってたんだろうか。
だとしたらテレカ必須だね(苦笑)
よくて、舞衣の精霊的な力で伝達とかかな
優と舞依が命がけで戦って、島津冴子さんボイスの早川愛弓嬢が優への気持ちにせつない思いをして。そういう本筋が面白いのとは別のところで、資金の出どころとか連絡手段とかがかな~り気になってしょうがなかった(笑)
そういう意味で、ガラケーが出現する以前の、この手の小説の登場人物の皆さんよく頑張ってたと思う。
連絡手段が公衆電話か下手したら電報くらいしかないというのは本当に苦しい戦いなのでは… あ、一部は超能力通信的な?そういうの使ってたりしたんかね
「今、邪神倒した。建物崩壊・汚物による汚損とかの始末よろしく。あ、潜入してた学校の退学手続きも。そして次の邪神の潜伏先の情報は?自分達はこのまま休養を兼ねてそちら方面に向かう」とか公衆電話でやってたんだろうか…(笑)
感想2に続く
