ここは身分も職業も全てが生まれた月により決定されてしまう世界。

その東の果てにあるテミラーナ国に、今から15年ほど前、

第三王女として額にアザのある赤子が誕生しました。

 

その赤子は『呪われた王女』と噂され、

城から離れた屋敷で、

家族とは別々に暮らすことを余儀なくされました――

 

しかしそんな彼女に、大きな転機がやってきます。

 

16歳の誕生日を間近に控えたある日。

決闘大会“ヘリス・デュエルム”の会場で、

目が眩むような強い“光”を放つ5人の男性たちを目にしたのです。

 

——そう、この『呪われた王女』には

特別な強運(ちから)が宿っていました。

自身に命の危機が迫ると、それを避けろと知らせるかのように

物や場所が光って見えるのです。

 

王女の強運(ちから)を知る周囲の者は、

危険な人物だから光ったのではないかと助言しましたが……

今まで見た“あの光”とは違う。

王女は自分の直感を信じ、

光って見えた者たちを騎士団として招き入れることにしました。

 

しかし彼らの中には剣術経験がないばかりか、

騎士に興味すらない者もいます。

そんなたった五人の小さな騎士団と共に、

王女はこれから巻き起こる“厄災”を、

乗り越えてゆくことが出来るのでしょうか——?

 

 

作品タイトルと上記のオトメイト公式あらすじを見て、昨今流行のラノベみたいな作品のような気がしちゃって。

それでちょっと敬遠してたんだけど(声優買いするキャストさんもいなかったし)とりあえず通常版は買っておいた。ので、じゃまぁやってみるかぁと開封したところ…

 

すごい面白いんですけど!!大当たりじゃん!!

勝手に変な決めつけをして敬遠しててごめんなさい!!

 

いや~だってさぁ?

姫と彼女を守る騎士というのは、基本大好物設定なんですけど…

攻略男子が

・亡国の王子

・下民の超貧乏農業稼業の9人兄弟長男

・少し歩くだけで倒れるような病弱で引きこもりな天涯孤独な貴族

・頑固な職人気質な鍛冶屋

・一日たつと記憶が失われる孤児の少年(小説でそういうのありましたね)

と言う面々。

ネオロマの遙かシリーズとか、オトメイトだと緋色シリーズ。古くは聖闘士星矢が好きなこちらからしたら、このメンツが騎士として姫を守れるの?!って思うじゃない?

少し歩くだけで倒れるような男や1日たつと物事を忘れる少年と恋愛するのもちょっとなぁ。これ攻略男子に守られるんじゃなくて、姫が守ってやらなくちゃならないんじゃ…( 一一)

 

って思うじゃんよ

 

実際物語前半で、セシリア王女が彼らを選んでから正式に騎士に任命されるまではどうなることかと思いました。

が、この過程も面白かった

上記の「騎士とは縁遠いメンツ」が集まって共通の目的に為にヒロインと乗り越えていくことになるわけで。その過程で仲間と理解しあって絆を深めていくってどんな物語でも基本的に面白いですからね。王道です

それに「騎士とは程遠いメンツ」なんだけど、個々はみんな好男子←乙女ゲーだからね(笑) ヒロインの騎士に選ばれる事でみんなぐんぐんいい方向に成長していくのも気持ちがいいんですよ

最終的にはこの姫にはこの騎士たちしかありえない!! と言う気持ちになる

 

ヒロインのセシリア王女がまた良い!!

『呪われた王女』ということで、家族親族から疎まれて離れたところで暮らしているけど、王族としての努力を怠らず誇りも責任感もある

騎士は姫を守る立場だけど、彼女自身も自分の騎士に対してできるだけのことをしようとしている

世間手的には疎まれてはいるけど、彼女の人柄をきちんと見てフォローしたり力になってくれる人はいる。その人達がみんな誠実で心強い。

 

彼女が騎士候補に選んだ人達は王族の騎士としては例がない。だから騎士試験で意地悪されたり陰口叩かれたりするけど、協力者含めみんなで乗り越えるがまたいいんですよね。

話が進むともっと過酷な状況が出てくるんだけど、それも「今私ができることに最善を尽くす!」って前を向いて毅然と歩くところとかかっこいい。内心いろんな葛藤や悩みがあるし逃げたいこともあるだろうけど「これは私のやらなければならないことだから」って。

当然そんな彼女を周りが支えてくれます。乙女ゲーム的にもいい展開なんですよね

 

「なんとしてもやり遂げなければ!」と大きな決心をする時にかかるBGMもいいのよ。

これはどのルートでもあるので、この曲とセシリア王女の決意・各騎士の支え三位一体となり物語の盛り上がりの一つ!!

 

途中、父の国王が亡くなり(どのルートも陰謀により殺される)セシリアが後を継ぎ国王になります。

おりしも国は何百年に一度の厄災が起こる年で、いつ発生してもおかしくない時期に差し掛かっている。悲しんだり戸惑ったりする時間はない。できないと逃げることも許されない。とにかく一刻も早く厄災対策に取り掛からなければならない状況で、彼女を疎んでいた姉や伯父は協力的ではないし。

そんな逆風と試練だらけの中、自分を守る騎士とごくわずかな側近を従えて「私は私のやるべきことを成し遂げる!」と試練に立ち向かう若干16歳の若き女王のかっこいいことと言ったら。

まぁ相当物事が都合のいいように解決していくけどもそこは乙女ゲームだしね

 

そんなセシリア姫の「ゆるぎないスタンス」を作ってくれたのが、最強の騎士ヘリングテール騎士団長

弱気を助け強気をくじき、己が剣をささげると決めた人に忠誠を誓う人格者。

セシリアが幼少期に初めて見てあこがれた騎士で剣術師匠でもありますし、何より周囲から疎まれているセシリアにも平等に優しく接してくれた人です。

サブキャラなので立ち絵も1種類しかなかった気がしますし、取り立ててすごくイケメンに描かれてもいない。

でもこういうタイプすごく好きなので攻略したかった(笑)←主人公の先生ポジションなのもたまらん

単純に考えて、これもうセシリアの初恋ポジションでもおかしくない設定なのに…セシリアは「騎士」「剣術」目線で見ちゃうから… 憧れの騎士は初恋に格上げ?されんかったようですね

 

で、セシリアの護衛を任されているアリソン・ダリルズ護衛長がまたいいのよぅぅぅ!!

護衛長なのに姫を放ってふらっと消えて一杯ひっかけてきちゃった的なことをしてて、ちょっといい加減じゃない?と思える部分が目につくんですよ。当初はね

でも剣術(護衛として一番重要な点)も情報収集能力もものすごく優秀。剣術なんてヘリングテール騎士団長と互角らしい。その上、文官的な業務もこなせるマルチなおっさん?お兄さん?だった!!めちゃめちゃ好きなんですけど~

雑な「姫さん」呼びもたまらない… こういう人が、姫さんのピンチに姫さんじゃなくセシリア!って名前を呼び捨てにするパターンがめちゃめちゃ好きなんすが、なかったっすね(笑)

 

ヘリングテール団長と護衛長って、ヒロインよりも15~20歳くらい年上のような気がしますが、私はそれくらいの年の差OK!!むしろ大好物!!なんですけど(笑)

こんなにできるおっさん2人がなんで攻略できないの

残念ながら公式は「この二人、人気が出たらあわよくば攻略対象にしてやろう」と言う下心は全く考えてないようで。 キャラデザインも地味系だし、有名声優をキャスティングしたわけではないので無理だろうな。

 

ならせめて。

この二人、多分士官学校的なところからの付き合いらしく、プライベートで一緒に飲んでたりするショートストーリーなどをください(笑)

 

他に、王室後任の旅芸人一座も重要要登場人物です

(当初攻略対象1名と隠しキャラはこの一座にお世話になってます)

その座長さんの正体もすごかった(笑)

正体を知る前から器がでかそうで魅力的な座長(おっさん)だなと思ってましたが、ああ~そう言う事か… と。

さすがの私も座長は攻略したいと思わなかったけど、もし対象になったら大歓迎する

一座の看板スターの女性も、美人でかっこいい。ストーリー中盤、彼女の本業?も明かされましたが、そりゃ頼もしいや!!と!セシリアにとっては得難い女性の腹心でこれ以上心強いものはない(やっぱり同性の出来る味方=お姉さん系 は貴重枠)

 

それからセシリアのそばにずっといてくれるマスコットキャラがいる。

いわゆる神獣系で、ぬいぐるみみたいな姿をしてます。基本フワフワ浮いてる。ヒロインの心の友というか、つらい状況にいるヒロインにずっと寄り添い一緒に嘆き悲しんで慰めてくれる。

見かけはまさにぬいぐるみなんで、こんなコが常にそばにいて心配してくれたらそりゃーもう癒される。癒し効果素晴らしい!

で、このコ=ベネティー おねえ言葉なんですよ(笑) 神獣なので無性別設定みたいだけど個人的には男性と思ってます。

だってねキャストの高橋広樹さんが予想以上に良いおねえ言葉効果を出してるんですよ。スタンダードなイケボで話すわけではなく、いわゆる歌舞伎町にいそうなおネエ系ボイスで。あのぬいぐるみのようなかわいい見た目と口調のギャップがたまらん~~~

ベネティー隠しルートがどこかにあって(全員攻略後解放とかの条件付きで)人間形態・イケボ高橋広樹になると思ってたけど、ベネティーの隠しルートも人間形態もイケボ高橋広樹もなかった(笑)

最後までぬいぐるみのような見た目に、おねえ口調の高橋広樹(非イケボ)であった。でも良い!!

高確率でぬいぐるみのグッズ化を狙っている気がする(笑)

 

共通ルートではセシリアを疎んでいた次女も、セシリアにきちんと向き合い協力してくれるようになる。こちらは男勝りの武人キャラ(結構脳筋なので、深く考えず長女の言う事をうのみにしセシリアを疎んでた)

元々次女の旦那(長女は未婚なのに次女は既婚。王族でそれはいいのか)はセシリアの騎士団結成の時から協力的でした。

口下手でものすごく強い武人なので、当初からセシリアの本質を似てくれてたんですね。

ストーリー上なんやかやこの「義兄」にはたくさん世話になります。出てくるたびに「いい人だなぁと思いますね。脳筋の次女とも「ライバルでもあり強敵(とも、と読む)であるような夫婦」っぽいです(笑)

 

そんな濃くてかなりいいキャラしてるサブキャラクターの面々が、この作品を底上げしてると思うんだよね

いわゆる敵側は王道の敵キャラだったので、見方側の個性が際立つというのもあるかもしれない

 

あ~これほんとにFD欲しいです!

その際には絶対初回限定版買うんだ!!