メインヒーローポジション・篁智成
攻略制限かかってます
ネタバレすると、智成は紗乃と彼女の両親と深いつながりがあるキャラです
出会った時から紗乃に対しては細やかな気遣いを見せて全面的に支える姿勢を見せてくれた。他のキャラと仲良くしてると割り込んでくるような(ちょっとジェラシー的な?)雰囲気もあって、他とはちょっと違うポジションであることは明白。
智成ルートをプレイしちゃうと、正直他のキャラと仲良くなるのは申し訳なくなってきますね。智成は運命の相手すぎて。
紗乃が他の男性と結ばれた後、この人一人でどうするんだろうってちょっと気の毒に思っちゃう(笑)
というメインヒーローくんです。
そして物語
今までの4人のルートだと
『さとりの化け物扱いされ村八分にされてる天涯孤独の少女が、特殊能力を買われ幕府の裏組織に招かれ、自分の出自を知り、そこで居場所と大切な人を得る』
ヒロイン紗乃の所属する組織は「裏」ではあるけど、共に困難を乗り越える仲間がいてという、仕事は大変だけど、彼女の人生で一番楽しい時期、って感じだったんです
もちろん基本的に智成ルートもそこは変わらない
でも、ここで初めて「裏の仕事」の大変な部分が明るみに出た
この組織、人の悪い思いから出現した化け物を退治する部署なんだから、見たくないものを見るのは当たり前。
そして職場仲間は、化け物退治の専門家・モノから作られた人造人間(のようなもの=奇虚)で心と感情が封じられてる… これまでのルートでは、そうは言っても普通の人間と何ら変わりない感情表現がありました。それは奇虚達が周りを見て「人間社会で円滑にやっていくために学習して身に着けたもの」で、自分たちの内面から自然に出てくるものではなかったんですよね。
それもハッキリ見えてきました
このルートではまず、人間が宵禍(敵の総称)に襲われてお腹部分が吹き飛ばされたような凄惨な事件現場を現場検証することになりました。
ヒロインは特殊なものが見えるので(そのために御庭番にスカウトされたわけです)その現場をなにかおかしな点・敵の痕跡がないかどうか、しっかり確認してくれと、こう来ましたよ。
10代の若い子に、血だまりの中に倒れてる内臓ぐちゃーなスプラッタ死体をよく見て異変を見つけろと、普通に言うんですよ。彼ら。
こんな凄惨な現場を若い娘さんに見せる気遣いとか一切ない。「つらいと思うけど」とかそういう言葉すらない。平然と難に疑問も持たず「よく見て」って言う。
だって奇虚はそういう気遣いとかわからない存在。ヒロインの仕事は「見る事」なんだから「はい紗乃、出番だよ。職務を果たして」って感じ?
この段階で、プレイヤー的には職場仲間=奇虚たち にいささか引き気味ではあった(苦笑)
奇虚だから仕方がないとは言え、十代の女子に平然とスプラッタ死体を見分しろと言うかね?!
…言うよねそれが奇虚というものだもんね(-_-メ)
そしてその後、次に狙われるであろう要人を護衛したけど、トイレに行くからと…個室に入ったほんの一瞬同じように殺された(ターゲットに、個室にまでついてくるなって言われたし)
比喩ではなく、本当に個室に入った一瞬で警護対象を殺されてしまったショックの中、当然ながら同じように凄惨な死体(守れなかった警護対象者)を確認させられ、亡くなった人の奥さんからはなじられ(何のために護衛していたの何をしていたのですか?!)と
別に戦闘に特化した戦士でもない・奇虚でもない 普通の若いお嬢さんだもの。もう精神ズタボロよ。
↑ただこれに関しては「究極のプライベート=トイレの個室」にまでついてくるなって当の本人に言われたし、どうしようもない部分はある
従来の乙女ゲーだったら、誰かがヒロインの心のケアをしてくれて「辛くても頑張る!それが私の使命だから!事件を解決しなくちゃって」なるのが多いですが
ここでこの作品は驚くべき展開を見せるのであった
攻略対象の智成ったら、「つらいなら逃げてもいいんだよ」って逃げを促してきたよーーーー
そんで、紗乃本当に逃げ出しちゃったよ
マジで?!
もちろん智成と一緒です。智成は任務より紗乃を守るのが最優先って姿勢だから(彼女との過去の関わり含め)
いやぁびっくりした。
こういうシチュエーションの場合、だいたいが攻略対象がヒロインの心を守ってくれて一緒に物事を解決するじゃない?!ヒロインは心の支えがあるから頑張れるじゃない?
辛いシチュエーションを乗り越えるから、攻略対象だけじゃなく周りの仲間にも認められて褒められて「神子すごい」とか「さすがアテナ」とかなるわけじゃん。
逃げてどうするよ!!
しかも状況的に敵に追い詰められてる。みんな疲弊してギリギリ状態。紗乃の「見える力」は重要戦力でもある。そんな状態で逃げますか。職場放棄しますか。特殊能力持ちのヒロインが?!
「神子すごい」と褒められるどころか、仲間を見捨てて逃げた卑怯者ポジションになってしまったよ(@_@)
その後逃亡先で一時智成とささやかに暮らしていきますが、自分の親の事を知ったりいろいろあって、結局みんなの元に戻ることになります
そもそもの問題、解決してないからね…
プレイヤー的には最初から「これ絶対戻るよね」って想像つくんですよ。状況的に、逃亡のままでは事件が解決せずBADED=世界の滅亡 なのは見えてるんだもの。
その読みは当たりますが(っていうか、こんなの読みですらねぇわ)
いやもうさぁ~ その「戻る決心をして→江戸への道中→拠点へ戻ってきてみんなの前で謝罪し再度頑張るチャンスを下さい」ってなるまでの間、プレイヤー的には胃がキリキリする状態ですよ
実際キリキリしたわけじゃないけど(笑)
すべて自分が蒔いた種だけども、こういうシチュエーションを想像するだけで うわぁぁ~~~~ ってなりますよね
ってことで、智成ルートはこの印象がすごく強くて、紗乃の両親の事や幼少期からの智成との絆とかあんまり覚えてません
特殊能力持ちのヒロインがその能力を生かす特殊な職業につきながら、一番大変な時に(江戸が滅ぶかもしれないという状況)逃亡 という展開は乙女ゲームとしては、それ以外のことが吹っ飛ぶくらい衝撃すぎた(笑)
斬新っちゃ斬新
そして智成EDを迎えた後、裏のメーンヒーローともいうべきキャラのルートが開いたのであった。この手法も珍しい。
ちなみにこの作品、どのルートもバッドEDが搭載してますが、どれもかなりきっつい
江戸が滅んじゃう展開もありました。これなんか、この先多分江戸だけじゃなくて日本、ひいては世界が滅ぶ展開になるんだろうなぁと思うと…バッドEDの選択肢を選んだことが申し訳なくなる
攻略対象に殺される展開もきつかったなぁ
