発売したのはもう何年前、って位積んでました。これを買った時に特典でついてきた描き下ろしタペストリーは自室に飾ってあるので、無意識に毎日キャラには接してたんですけどね。
そうしている間にかなり本編を忘れてしまったですよ…
ぱっぴーボイスのキャラと地獄の業火に焼かれるEDは忘れてませんけど(――;)
まぁ忘れててもプレイするのに支障はなかったですが。
プレイっていうけど、このFD、名前の通り本当に「100話のストーリー集」です。だからゲームというより「音声付少女漫画」そのもの。
攻略情報も必要なくただ○ボタンでページを繰って100編の物語を読む。
本を読む感覚なので、コンプした後は「読了感」がします(笑)
その100編のストーリーは、どれもしっかり話が作られている。
話によってバラつきがあるけど、ちゃんと音声を聞いてじっくり読むと、1話それなりな時間がかかりますね(少なくとも数分でサッと終わるものはなかった)
各キャラの過去編(幼少期)・本編での4種類EDの後日談は当然ながら、サブキャラのストーリーや、攻略キャラ2人づつチョイスしたサイドストーリーやら多彩な話が用意されてるので飽きることなくもっと読みたいもっと!って感じで読み進められました。
フルコンプしてもまだもっと読みたいと思うほど素敵な音声付短編集でした。
また1話に1枚スチルがついてくるので、100枚のスチル+コンプご褒美で合計101枚っていうのもすごいと思います。
100枚のスチルがある作品なんて本編でもなかなかないんじゃないの?!
この作品は時代モノですし、ルートによっては非常に厳しいEDを迎える展開もありました。
100編のストーリーの中には楽しい話があるばかりではなく、読んでいてしんどい話もそれなりにある。
身分制度・差別が厳しい時代だったので、ハーフでキリシタンの実彰さんや鬼族の螢の幼少期の物語は特にしんどかったですねぇ
左京さんも、家族が殺され仇討を決意した話はつらい。
九十九丸の幼少期もつらい。
口減らしのために山に捨てられた鈴懸の幼少期が一番ホッとするなんてね(;一_一)←山の妖怪に拾われ育てられ、妖怪仲間と親しく過ごせたから
考えたらこの作品に出てくるキャラ、幼少期は過酷な人生を送ってる人が多いんだな。
それだけこの時代は人の命がとても軽くて、理不尽に容赦なく奪われるなんて日常茶飯事だったってこと←架空の物語だとしてもね
だからそれを乗り越えてのハッピー系のEDの後日談は、ほんとよかったなぁ!!って思うんですよ。
で、本編プレイ時は覚えていませんが、今回ふと思いました
江戸城下で毎年春、御前試合をやってますねこの世界では。
で、そこで優勝=一番刀になると、士官の道がひらけるし(多分出身が武家じゃなくても農民でも商人でも強ければOKっぽい)、将軍様からじきじきにお言葉賜れる。
もちろんものすごい名誉な事。
場合によっては『天下五剣』をいただいちゃったりするわけ…なのよ←これがクセモノでさ
腕に覚えのある人は、士官を目的にしたり・純粋に自分の剣を極めたかったりで試合に挑むわけよね。
この天下五剣は、現在(ゲーム内現在)いろいろ考えると5本しかないっぽいので、何らかの事情で持ち主が不在になったら幕府が回収→次の使い手に下賜って感じでしょう
五剣の座?に空きがない=5本すべてに持ち主がいる場合はしょうがないけど、欠員が出てる時に一番刀になって、ご褒美に五剣を賜った場合とんでもないお役目がついてくるのであった!
日の本には五か所あの世と繋がってる空間があり、それを守るのが五剣を授かった一番刀の勤めなんだそうだ。守るっつっても、簡単な事ではない!
そのお役目についたら、寿命を削り(魔剣系はたいてい命と引き換えにトンデモな力を使うものです)妻子や家族と離縁することも珍しくない、しまいには過酷すぎて精神を病んでしまう事も多い、らしい。
五剣を賜ったら、そんな過酷な命がけの使命に強制参加。
しかも「そんなん無理できません。五剣いりません」なんてお断りはできない。
このお役目は誰にも言っちゃいけない=知ってるのは幕府のごく一部の上層部のみなので…聞いちゃった以上断れるわけない(そもそも幕府の命令を拒否できるわけがない)
んじゃあいっそ「他人の命なんてどうでもいい。斬って斬って斬りまくるぜひゃっはー!」な、初めから精神ぶっ飛んでる人ならお役目に耐えられるんじゃね?て思うけど。
五剣を使うには五剣から選ばれなくちゃならない。当然、五剣も最初から精神がひゃっはーな人は選ばない(苦笑)
使い手を選択する権利は五剣にあるから、結局真面目で高潔な精神を持つ人が使い手になるんだよー。で、そういう人ほど追いつめられちゃって病んでしまうんだな
一番刀になったら、もう逃れられないんですよ。この先の人生文字通りデスゲームみたいなもんじゃんよぅ(T_T)
剣取り御前試合の裏の意味は『過酷なお役目を任せる人材(人身御供)を見極める』というオーデション的なもの なんだね。
剣の道を究めてたどり着いた先が、幕府の手先となって過酷な極秘任務にあたるなんて。
この時代に人権とかないからしょうがないんだけど、ひどすぎる。
五剣を賜れるなんて剣士としては最高の栄誉なハズなのにそうじゃないんだもん。
それならば五剣の座に空きが無い時の優勝者。ただの「剣豪NO1」として将軍様もしくはお殿様からお言葉を賜って士官叶っておしまい。の方がよっぽどいいじゃないか。
そんなことを思ってる時に、螢ストーリーのどこかで螢が「幕府の都合を押し付けるな!」って任務を拒否ってましたが、その通りだよ!よく言った!!って思いました\(^o^)/
そうは言っても拒否できないんだけど、黙って従うんじゃなくてせめて文句は言いたいよね。
こういう事は誰かがビシッと言わないといかんですよ。その意見は全くスルーされるとしても!
そんなわけで、音声付少女マンガ・読み物としてはボリュームもあって読みごたえがあって、私的には非常に嬉しい形式のFDでした。
欲を言えば…
普通のFDだと、サブキャラ攻略ルートが作られるパターンが多いですので…柳生さん(柳生十兵衛)と徳川家光さまルートが欲しかったなって(笑)
オジサマ好きからしたら柳生様は最初から狙ってたけど、家光さまもその人間性が素敵に描かれてるので側室EDでもいいから欲しかった\(^o^)/
このお二人のサブキャラストーリーは用意されてましたけどね。そこは嬉しい。でもそれだけじゃダメなんだ。ルート欲しいんだっ。まぁ平民の料理茶屋の娘が家光さまの億室になるなんて、周りのほかの側室からすっごいいじめられそーだけどね(;一_一)