いや~~~めちゃめちゃ面白かったです。

今年のお盆休みは、ひたすらこちらをプレイ。終わった途端間伐いれずにFDをプレイしました!!

 

乙女ゲームとしては、甘さはさほどなかった本編です。

他社の乙女ゲーだとEDテーマ曲後にちょっとした「その後」があることが多いけど、これがなかったのが残念。
最後のシーンがスチルでシメでしたが、EDテーマ後そのスチルがでて攻略キャラのモノローグになったので、ちょっとネオロマっぽい。

FDでは、「その後」がかなりガッツリ描かれてます。

本編最後で恋人同士になったけど、だからってまだいろいろ問題は出てくるわけで、それをちゃんと描いているのがいいですね。

 

また本編は「恋愛ルート」「友情ルート」2つのEDがあります。

恋愛だと、途中で女だとばれる(攻略対象に) 友情はバレずにそのままです

 

全ストーリー共通設定として、

獅子吼学園のライバル校・牛又高校

鬼ケ島組(主人公サイドの極道)と、敵対する恨島組というのが出てくる。

 

鬼ケ島組は極道といってもどっちかって言うと自警団のような、悪いことをしない組織です(アルカナファミリアだね)女子向けコンテンツの主人公サイドらしい設定ですね。

そして、獅子吼学園から何人か新人を入れていて、獅子吼は鬼ケ島組養成の場みたいになってるらしい。

(だから、鬼ケ島のトップになるには獅子吼でトップを取るのが組のしきたりになってるのか、と納得)

反対に恨島組は、かなりヤバいことに手を染める極道で、牛又高校の生徒がそこに入ることが多い。

そういう設定の元、話が進んでいきました。わかりやすい共通設定で、それも話を読み進めるのに弾みがついた気がします。

 

ということで、以下キャラ感想

 

 

箕輪斗々丸

 

イメージ 1ほんとにいいやつだった!


彼氏というだけでなく、男同士仲間としても相当魅力ある男子です。

中学時代もその学校でトップだったそう(拳で)獅子吼に入学したしょっぱな「俺が1年をシメてトップになる」って勢い込んでたものの、主人公ひなこ(ひかる)に負かされて以来マブダチになりました。

養護施設で育って友達がいなかった→普通だったら友達とやっている遊び等を全くしなかったひなこにとっては、それを次から次へ体験させてくれる、いわゆる「未知への扉」の案内人でもある。

しかも学年トップのひかるをサポート&フォローし、常にそばで助けてくれる。

斗々丸、すべてにおいて最高のマブダチだよっ。

 

しかもヤツは、喧嘩も強いが頭もよかった!

この手のキャラクター造形としては「馬鹿」が定番ですが、それを覆すインテリヤンキー(笑)

見た目、頭よさそうに見えないのにこのギャップがまたいい。

個人ルートで出てきた実家のリビングにピアノっぽいものがあったのからして、実はそこそこの家庭の息子と思われます(なのに、なぜ喧嘩が強く、ヤンキー気質なんだ(;一_)

 

その「頭がいい」「きちんとした家庭の息子っぽい」が斗々丸ルートのテーマになっていきました。

 

もともと別の学校に進学する予定だった斗々丸←プレイしながら気になってた点。頭脳面だけ見ても獅子吼向きじゃない。

でも、同じ中学だった先輩ヤンキーが、自分の舎弟?にしたくて同じ高校(牛又高)に入学させたかったらしい。で、わざと斗々丸にケンカをさせ暴力沙汰で進学予定の学校には入れないように仕組んだ。

時期的にもう牛又高校か獅子吼学園しか受験が出来ず、斗々丸は獅子吼に来たわけですね(先輩ヤンキーからしたら、そこまで仕組んでおいてライバル校獅子吼に行かれちゃったわけです。ざまぁ(笑))

 

その暴力沙汰の時、斗々丸のマブダチを巻き込んでまして。

                

本編では、その中学時代のマブダチと先輩が手を組んで斗々丸を陥れようとたくらむのが前半の山場。

そのマブダチ「親友」だと思ってたのは斗々丸だけで、彼は斗々丸にコンプレックスを抱いてたんですね。

 

個人ルート前半は、先輩と元マブダチとのもめごと。

後半は、そのいさかい後の話になります。

 

もめ事と言っても、個人間の問題ではなく事は牛又と獅子吼との抗争に発展しそうな勢い(もともと仲がよくない学校同士)

事態が収まるまではしょっちゅう小競り合いがあり小さな怪我をしていた斗々丸。

 

斗々丸の父親がその現状に我慢できず(てか、獅子吠に入学した段階から考えていたのだろうと思われます)強硬手段に出てきたんだね。

もともと頭がいいのに止むを得ずヤンキーの巣窟獅子吼なんぞに入学することになり、怪我ばかりしている!

こんな学校にこれ以上息子を置いておけない!

ってことで、斗々丸を留学させようとしてきたんですね。

しかも、斗々丸が承諾しなければひなこが上記のいさかいで喧嘩をしてる事を立証して訴える!(息子を無理やり暴力沙汰に引き入れたって事で)って大人の手段を取ってきました。

 

それに対してなんとか留学を取り消してもらえるよう力を尽くす。

そしてED…という流れ。

 

このルートではひなこが全校生徒の前で「自分は女で、兄のひかるの替え玉だった」という事を告白することになります。

EDでは、女子高(もともと自分が通うはずだった)に戻った?ひなこと斗々丸の高校生カップルに。

背中を任せられるマブダチ(最初は男同士、だったからね)から、何よりも大切な恋人同士へ、という転換ですが、最初に築いた絆は盤石で斗々丸の人柄の良さも相まっていいカップルなんですよ。ものすごく「あぁ~楽しかった!」と思える展開でした。

 

斗々丸とひなこが、お互いを思いあって自分を犠牲にしようとする展開が胸熱なんだもん。

留学なんか絶対したくないし獅子吼の生活が大切なのに、ひなこを守るため留学を決める斗々丸だし。

自分が女と告白すれば下手したらすべてを失うことになるのに、斗々丸を守るために決断するひなこだし。

これは乙女ゲームだし、今まで選択肢を失敗してないので恋愛EDは100%確実で「何もかもうまくいく」ことはわかってるけど、先の展開が早く知りたくてぐいぐい読み進めてしまった。

 

ちなみにクラスメートも、ほんとバカなんだけどいいやつらなんですよね。

ヤンキーというか、脳筋体育会系のノリに近いんだろうけど、楽しいです(と言っても、女子にはついていけない世界だが)

斗々丸の留学話を聞いた時、彼の父親の事を「父丸」って言ってたのには爆笑しました(笑)

「斗々丸のオヤジさん」とかそういうんじゃなく、ダイレクトに「父丸」って(笑)

 

ただまぁ…私の実年齢的には父丸の気持ち・行動がよくわかるんですけどね(;一_)

いくら獅子吼の学生が付き合ってみたら気のいい連中(馬鹿だけど)だったとはいえ、ヤンキー校に息子を置いておきたいという親は…いない。ごく普通の家庭(ランクが上の家庭だったらなおさら)

しかももともと頭のいい息子だから、学業レベルでも上を目指してほしい。親としては当然ですよね。

斗々丸の意向を全く無視して、その親友を陥れてまでという手段は、斗々丸たち「子供視点」からすれば横暴で許せないだろうけど、「親視点」からしたら当然なんだと思う…よ。

 

そんなわけで、ものすごく楽しくプレイしつつも、ちょっと父丸に共感を覚えたりもして。

本当に楽しかった~~~


ちなみにキャストのKENNさんも、斗々丸にぴったり。
KENNさんの演技と声で、斗々丸がより一層魅力的になったと思います。