生真面目すぎてからかうと本気で面白いとか、カエルが苦手とか。生真面目ゆえの面白さは搭載。
ストーリー展開もよかった。
特に続編「夢灯り」では、男子が男性になる過程と、性別を超えた親友が大切なパートナーになっていく過程が描かれてます。
成長の過程が見られるという点で、家康さまと同じくらい面白いですね。
(他の攻略キャラはもう大人なので、成長するとかはない)
続編序盤は主人公のことは、本能寺で信長さまの危機を救ってくれたことはわかってるけど、そもそも忍び=信用できない人種と認識してる為、そっけないし打ち解けてくれない←これがなかなか冷たくて…プレイヤーとしては凹む。
でも、ほたるさんが変化した若武者=七助には非常に打ち解けてくるんですよねぇ。
蘭丸は七助がほたるが変化した姿だって知らない。その上七助の剣の腕が相当だしそのまっすぐな姿勢が蘭丸の中で「剣の稽古仲間」というか「切磋琢磨していく仲間」認識なんですね。
ほたるさんとしたら、複雑な気持ちです。
私本来の姿(仮の、明智の姫姿も含め)ではイマイチ信用してくれないのに、七助はOKなんて。七助だって私なんだけどって。
で、まぁ、結局七助=ほたるだってわかって、そこからいい感じに話が展開します。
蘭丸は基本まっすぐで誠実な人だから。
ほたるさんの心根とか、信長さま含め安土を守ろうとする気概・姿勢諸々をきちんと認めてからは「同志」として接してくれる。第1関門突破だ!!
カエル嫌いを克服しようとほたるさんに協力してもらったり(ほたるさんの忍法変化にはカエルになるのもあるから)一緒に剣の稽古に励んだり。
蘭丸にとって同志であり、同じ志を持つ親友になっていくんです。うん…女性として意識はまだしてないね(笑)
そうするうちにほたるさんは気づく。
蘭丸は周囲の期待がすごい。それにこたえられるだけの力量も人柄も備えている。
実は蘭丸は信長さまからお城をもらってるそーで。
つまり一国一城の主で、別に信長さまの小姓をやってる必要はないんです。
恐らく信長様自身、蘭丸の成長を楽しみにしてて「自分の小姓に甘んじず、一人でやってみろ。成長しろ」という気持ちが大いにあるのだと思われます。
なんか信長さま、めちゃめちゃかっこいい上司
なのでほたるさんは「友として」蘭丸の将来についてちょっと話をしてみる。
信長さまの意思・期待
周囲の期待もあって、蘭丸もそれにこたえられる力量があるのだから、広い視野を持って将来を考えてみたらどうか、と(なにも信長さまの小姓を先々やることはないのでは?という意味を含めて)
でも蘭丸自身はその気が全くない。
尊敬する信長さまのおそばにいられて、ほたるさんという志を同じくする親友がいる。共に信長さまの夢の実現のために働ける。そんな環境に満足してるもんだから。
せっかくほたるさんが提言してくれても取り合わないし、むしろ不機嫌になってしまうんだよね。
ほたるさんは蘭丸に避けられても、蘭丸の為を思って真摯に接する。
蘭丸ももともと真面目なだけに、「友」であるほたるさんの真摯な提言をちゃんと考えるようになり、自分がより成長できる将来を見つけていくことに。
そこに本筋の物語が絡み、ほたるさんの事も「同志」「親友」から、女性であることを意識した見方に変化を見せ、という風になっていく。
(もちろんほたるさんも途中から蘭丸を男性として意識するようになってます)
若者が己の将来をしっかり考えぐいっと成長する過程が見られて、ああ~なんか青春!!がんばれ若者よ!という気分になります。蘭丸ルートはそれがすべてではないかと(笑)
下した結論は、信長さまにいただいた城に入り、一国一城の主としてやっていくもの。信長さま離れ、ですね。
結論を下す頃には、もうばっちりほたるさんを女性と意識している。だから、ほたるさんも蘭丸の元へ赴き、蘭丸を支えるという展開。
蘭丸ルートは、ツッコミも萌えも笑いもなく、ただ「いいシナリオを読んだなぁ。ガンバレ若者よ!」というさわやかな気分で終わった感じです。
たまにはそういう感じなのもいいかもしんない。