今回ツッコミがあまりないんですわ。
なんてか、私的にそういうのを感じないドラマチック展開なの!!
(だから、感想記事を書くのに苦労した)
玉依姫は前述の背景から、罪を抱えて生きてて。ある意味「死に場所」みたいなもんを探してる。幻灯火も、同じようなもので。
彼には、人間を不死にする能力があったんだね。
もちろん誰でも、というわけではなく、彼が「この人なら」と思った人ですが。
でも結局この能力ゆえに、彼の行くところ行くところ、常に争いがおこるわけよ。
時の権力者は、幻灯火の能力を知ってるから、何としても手に入れたいと願うし。
権力者じゃない一般人側にそういう欲望がなくても、幻灯火と一緒にいることで、権力者側の攻撃のとばっちりを受けてしまう。
逃げて戦って周りの人を巻き込んで、というのを長いこと(100年200年単位だと思う)を続けてれば…
もう死んでもいいか、と思う。
玉依姫との出会いがそれで。
追われて身体の傷も重傷で、もう死のうと思った時に玉依姫とであい、彼女の一言で生きよう、と思うの。
二人の出会いは、いわゆる物語の常套手段。
「出会った瞬間に、互いのことを『似た者同士だ』とわかる」という運命の出会い、っていう感じ?
ありがち展開ですけど、物語の始まりにはよくあることですから。
ツッコむどころか、「うんうん。始まりとしてはいい感じじゃね?」な気分。
でね、幻灯火って、ベルばらのアンドレっぽいの!!
玉依姫は、村の長であり戦う女子なんです。
リーダーとして決断することが多いし、兵士とともに戦場に出て戦います。
先陣切って戦ってたりします…
「シトワイヤン 行こう!!!」です。つまりオスカル様ポジションです。
↑シトワイヤンゆこう はこの作品とはまったく関係ないですが…なんとなくオスカル様だとこういう、ね。
てか、ハイ出ました~ 私のベルばら妄想、っていうんですか???
対する幻灯火は、玉依姫に救われたことで彼女のために生きようと決意してるから。
彼女の決意したことを全力でバックアップ。戦場では彼女を守り、彼女が勝てるように全力を尽くす。
リーダーたる女子を、陰で全力で支えちゃう。ずっとそばにいてくれる。
これはもうアンドレでしょう!!
君は光~僕は影~~ですよ。
土蜘蛛一族の村から追われるように出た後、オニ退治&剣奪還を再度誓う一向だけど。
幻灯火が脱落しちゃうのね。
自分たちがいる事で、一般市民?を巻き添えにした。という今回のような事を過去何度も繰り返してきてる幻灯火。
「もう戦いたくない」と。
正直そういう展開になるとは思わなくて。
「アンドレ…どういうことだ!?私を支えてくれるのではなかったのか?答えろ!!」とついオスカルさま風に思ってしまいましたが。
もちろんアンドレはオスカルさまのことを見捨てることは絶対ないのであります!!
ああっ、もうドキドキ展開ったらありゃしない!!
実は幻灯火、
『自分が捕まるから、玉依姫には手出しをしないでほしい』と、朝廷と約束してたんだよね。
玉依姫に追ってこられると困るので、わざと気弱なことを言って、玉依姫を拒絶するような形で戦線離脱したの。
もちろん、朝廷とのことは言わない。
玉依姫としては、幻灯火の過去を知ってたから、そこまで言われたら何が何でも引き留めることはできない。
ここがこのイベント?の肝心な所なんだけど、
幻灯火が去ってはじめて、自分にとってどれだけ彼の存在が大きかったか、彼に支えられてきたか。つまり…彼を愛してる事に、気付いちゃうの!
定番だけど、だからこそ話にのめりこむっ。
この、別れのシーン、すごくよかった。
こういうシーンを体験すると、乙女ゲームやっててよかった!と思う(笑)
ただ、朝廷=時の権力者の約束なんて、約束じゃないから。
「幻灯火が手に入れば、玉依姫には手出ししないよ~」なんて絶対ないからね。
幻灯火だって、朝廷の言葉を信じてたわけではないだろうけど、彼のできる最善の策がこれだったんだろうなぁ…
幻灯火が玉依姫がどれだけ大切かわかるから、そのあたりも「乙女ゲームの醍醐味」ってんですかね。
その後、当然ながら玉依姫は、道満の手引きで朝廷に捕えられた幻灯火に再会するんだけど。
この辺が、また一つのクライマックスでさ!!
「永遠の命を俺によこせ」と権力者に拷問され、傷だらけで地下牢につながれてる幻灯火に再会ですよっ。
道満には「あんた(玉依姫)、さっさと幻灯火に、不死の能力を発揮するように説得しろよ」と脅されて、もう絶体絶命ですよ。
玉依姫も殴られ蹴られされながら、なんとか二人で力を合わせて脱獄し、みんなと合流。オニ退治に向かう展開になりました。
またしても!
玉依姫は女子なのに、殴られ蹴られ、もうさんざん。普通だったら顔とか腫れ上がってすごいことになるんだけどね。
そこは乙女ゲームなので美人のままです。
顔が腫れあがった立ち絵なんてないもんね…この作品だったら、用意しておいてもかなり使いそうなんだけど(;一_一)
幻灯火との再会から朝廷のいる都脱出劇→オニ退治までの流れ、本当に夢中になりました~
やっぱり「乙女ゲームをやっててよかった」的な楽しさ。
物語の中では、玉依姫も幻灯火も、仲間を犠牲にし、ぼろぼろになっての脱出なんで、楽しいとか言っちゃいかんのですけどね。
そして、地下牢で再会した時
幻灯火(アンドレ)は、なんとなく、
玉依姫(オスカル)がおとなしくしてるはずはなく、自分を追ってくることを予想してたんだろうなぁ、って雰囲気だったので。そのあたりも非常に私的に盛り上がったなぁ。
↑かなり私の偏った見方ですけど。
さて、それでですね。
幻灯火の場合、過去、一人だけ自分の能力を分け与えた人間がいて(アテルイさんという)。
オニ退治のあと、彼に対する決着をつける方向に話が向かいました。
この辺の話の収束の仕方も、面白かった。
オニ退治の話が、おそらく全キャラ共通目的なので、それはそれで解決してから、個々の因縁の人物との決着をつける、と。
2重構造で盛り上げてくれます。
アテルイとの因縁話が、すごくよくできているんですよ。
アテルイの人物設計とか、彼の憎しみの根源とか、それもよくわかるし、魅力的な人物だと思う(攻略キャラにしたくはないが)
ただ、ここに来るまでが苦境の連続で、いったん離れて再会して、敵の巣窟から脱出なあたりが盛り上がりすぎて。
アテルイとの件は、盛り上がりがちょっと落ち着いてしまった感がありました。
や、盛り上がったんだよ?!
でも、比較すると私は「離れて再会して戦って脱出」の方が、好みの展開だった、ってだけでね。
幻灯火も玉依姫も、苦境と過去の罪とを、二人で戦って(そりゃあもうぼろぼろになってね)乗り越えてEDを迎えた。
「ああ、やっとこの二人は幸せになれる」とすごくマジに思った。
EDで幸せそうなスチルを見たとき、なんかすごく「よかった!!」って思えたのよ。
以上、幻灯火感想でした。
幻灯火、本当によかったわ~。たぶんこの人が本命!
と、思ったのですが、やば~~い。
…………… 鴉、本命だ。
これ、ほんとに、今年のベスト1なゲームになる予感がする。
あぁ、なるほどっ!!
なんせ出逢いが結構ツン状態(手負いの獣)だったので
その後の、どこまでも主人公に肯定的な態度と発言がびっくりだったのですが・・・。なるほど。まさにあの立ち位置は「僕は影」ですな。