
二回目の南の島へは、やっぱりワクワクするものではなかった。
厳しく、優しい、大好きなばぁばが脳卒中で倒れたお見舞いだったから・・・。
田舎の病院では手に負えず、台北の国立病院に入院していたばぁば。
1週間付き添ったが、うー!あー!しか返事してくれなかった。
「ばぁば、わたし、学校があるから帰るね、早く元気になってね。」
そう告げると付き添ってた1週間・・・うー!あー!しか返事出来なかったばぁばが突然台湾語で私に話しかけた・・・
「キャサありがとう。お帰りなさい。お前、ばぁばに聞きたいコトがあるだろ?お聞きなさい。何でも答えてあげる。」
・・・聞けなかった。
ばぁばが元気になることを信じて祈りながら、飛行機に乗った。
2週間後に、ばぁばは旅立った。
それは、切ない悲しみであるのと同時に・・・わたしの出生の秘密を知る者が、この世に誰もいなくなったことを意味した。