漫勉見て気になってた雪花の虎。
本屋さんに行ったら2巻が新発売されていたので、1巻2巻まとめ買い。
もしも上杉謙信が女性だったら…?
という漫画。
織田信長女性化なんかとは違って『上杉謙信女性説』というのは一応根拠もある話なんだって。
謙信(虎ちゃん)が凛々しくてやんちゃで可愛らしい。
女だけど男として育てられたことに(1巻2巻の時点では)まったく屈託がない。
むしろ最初から男として生まれたかった、と思ってる。
それもイケメンお坊さんの宗謙が「男にできて女にできないことがあるように、男にできないことを女がやればいい」と諭し、女ならではの特性を短所とせず長所として捉えさせるのが面白い。
おかげで虎は自らの性別を隠そうともしない。
今後はどうなるかわからないけど。
生涯のライバル武田信玄は(少女漫画家らしく)イケメンとして描く!と作中で宣言していたわりには…まあ…線は細いけどねー…な感じ。
曲者ぶりが魅力的ではあるけど、イケメンぽさは虎の兄上長尾晴景の方が上。
脇役の遊女とのイチャコラが楽しい。
姉の綾と兄の晴景とお花畑を眺めるページは幼き日の美しい思い出…
後年虎が籠もるお堂の横がお花畑というのも腹痛を和らげる役にたったのかな。