今日から仕事初め。

 

年明け特有の、

フロア全体がまだエンジンのかかりきっていない感じ。

それ自体は毎年のことだから、特に違和感はない。

 

昼前、他部署から異動してきた人の紹介があった。

年齢はそれなり。

第一印象は「自己主張が強い」というより、「説明が多い」。

 

席に着くなり、

・前の部署が合わなかったこと

・体調を崩していたこと

・医師の判断があったこと

・環境が変われば本来の力を発揮できること

 

そういった話を、こちらが聞く前から丁寧に語っていた。

 

後で聞いた話だと、

どうやら適応障害でしばらく休職していて、

本人の強い希望で異動願いを出し、

今回この部署に来たらしい。

 

事情があるのは分かる。

休むこと自体を否定する気もない。

 

ただ、少し気になったのは、

「自分は悪くない」という前提が、最初から完成している感じだったこと。

 

環境が悪かった。

理解が足りなかった。

配慮がなかった。

 

だから今度は大丈夫。

今度こそ評価される。

 

そう言っているように聞こえた。

 

一方で、

新しい部署で何を学ぶか、

どう適応するか、

そういう話はあまり出てこなかった。

 

異動はリセットではあるけど、

初期化ではない。

 

どこへ行っても、

自分自身は一緒に付いてくる。

 

夕方、少し離れた席から聞こえてきた独り言。

「今回は失敗できないんですよね」

 

その言葉が、

一番重く、この人自身にのしかかっている気がした。

 

環境を変えることで楽になる人もいる。

でも、環境だけを変え続けると、

最後に残るのは自分だけだ。

 

仕事初めにしては、

少し考えさせられる一日だった。