こんにちは


虹川砕破です



老いては子に従え


ことわざの一つですね


意味は


歳を取り老いて尚でしゃばったり、前に出ては自分の考えを示すのではなく


若い人に道を譲り、若い考えに従って物事を判断せよ


という事です。



もっと解りやすく、ビジネスの舞台で言うならば


古い考えや、昔の成功実例などを過信する事なく


時代に合ったやり方、新しい手法を取り入れて


これまでとは違う事に取り組み続けていく


その上で、成功した実例を新たに作り上げていく事が大事


と言う事ではないでしょうか?



ここ最近、いろいろなマネジメントの本が出ていると思います


特に有名なのが


ドラッカーのマネジメントじゃないでしょうか?



私もその例に漏れることなく


読ませていただきました。


確かにとても有益で


今までの考え方を改めるきっかけになったと思います



しかし


よく考えてみてください


ドラッカーがこの本を書いたのはいつでしょうか?


1973年の事だそうです。


私が生まれるよりも前の事です。



その頃の日本はどんな時代だったでしょうか?


高度成長期と呼ばれ


日本が成長を続けている時代でしたよね?


その後の日本はバブル経済がはじけ


マネーゲームから実のある仕事をするようになり


不況から脱するかに見えた先での


リーマンショックで更に落ち込む経済状況


企業の体力は底を尽き


余分な体力を使わない様に


財布のひもがどんどんしまっていく時代に突入しています



こんな時代に


古い時代に書かれた書物が役に立つでしょうか?


もちろん役に立たない事はありません


ただ状況が違うのです


それだけに誤ったやり方をしたら即潰されます


そんな時代だと言う事を


ちゃんと理解するべきです。




特に経営陣、今の会社の多くの経営陣の多くが


高度成長期やバブル経済期などを経験してきた人達だと思います


その人達が、昔の成功実例を持ち出し


これまでに成功しているからという理由で


ゴリ押ししたならば


会社の経営はどうなるでしょうか?



間違いなく傾くと思います


その時代では合ったやり方だったかもしれません


ですが今という時代を見ていないのです


これからはこれからのやり方にしなければ


生き残れません



そこでよく考えて頂きたいのが


老いては子に従え


という事なのです




経験年数のあるベテランは


その知識、経験は豊富だと思います


ですが、それ故に


固定知識に凝り固まって


新しい事に取り組む事に抵抗を感じます



逆に新人は知識、経験に乏しい代りに


そういった定石などにとらわれる事がありません。


新しいイメージやアイディアが生まれやすいのが


新人だと言われています



歳を取ってきたベテランは


若い人の指示に従いながら


経験を活かしてアドバイスをする


そうしていく事でお互いのいい部分が


活きてくるのだと思います。



今、これを読んでいる皆さんが


どちらの立場か解りませんが


どちらであっても


この事を気にしてみてはどうでしょうか?


今よりも少しでも進歩した仕事が出来るようになると


思いますよ。