1993年の映画「Free Willy」を初めて見ました。
シリーズ化するだけあって面白かったです。でも、シャチを捕獲するシーンは可哀想で見たくなくてとばしてしまいました。
一番感動したのは、ラストでWilly(Keiko)が海で仲間と気持ちよさそうに自由にのびのびと泳いでいるシーンでした。
マイケル・ジャクソンの「Will you be there」という曲がとても良かったです。
カナダの野生のシャチのルナは仲間から孤立して、ひとりぼっちで寂しがり屋でした。
ルナは人懐っこくて、人間と友達になりたかったみたいです。
でも、ルナが人間と共存することはとても難しくて、カナダの政府からルナに近寄らないように指示が出て、
ルナは何故人間が自分と距離を置くのか心配で不安になりました。
しばらくしてルナは船とぶつかって突然亡くなったみたいです。
でも、それが真実なのか?謎につつまれているようです。
Keikoは水族館で人気者になって噂が広がって映画に抜擢され一躍スターになりました。
Keikoはスターになったにもかかわらず、不衛生な環境で体調が悪化したので、
Keikoを野生に帰そう運動が起きて、野生に戻されました。
体調は改善されても、野生の社会にKeikoは馴染めず仲間から孤立して、
ひとりぼっちで最期は肺炎で亡くなったみたいです。
野生で餌を自分で狩ることを知らずに飼いならされたシャチを野生に返したことが果たして正解だったのか
シャチを捕獲して飼いならすことも、飼いならしたシャチを野生に戻すことも、
何もかもが人間の自己満足でしかないような気がして仕方がありませんでした。
でも、水族館がなければ、可愛いシャチと出逢うことは一生なかったかもしれません。
だから、出会えた奇跡に感謝することしかできない。
何が正しくて何が間違っているかわからないけれど、どんな結末になっても、
天使みたいなシャチ達に喜びや勇気や感動を与えてもらえたこと、
出会えたことに「ありがとう!」って感謝しかないです。
ルナとKeikoは名前は女の子っぽいですが、どちらも男の子でした。
ティリクムは、アメリカの水族館で仲間にイジメられて、狭い水槽に閉じ込められて、
精神が病んでしまったみたいでした。
シャチは野生で人間を襲ったことはないと言われています。
人間を襲ったのは飼育されていたシャチだけだそうです。
シャチやイルカは魚類ではなく哺乳類なので、金魚や熱帯魚みたいに狭い水槽に閉じ込めたら可哀想です。
考える時間はたっぷりあるのに、退屈で拘束されて自由がなくて運動が足りないと、人間もシャチも病んでしまうと思います。
シャチも人間も「孤独」にならないように、コミュニケーションすることって本当に大事だと思いました。
でも、シャチと人間の決定的な違いは、シャチは人間のように強欲ではなくて、
「戦争」で生態系や地球を破壊しないことだと思う。
シャチは本能のまま、ただ、生きているだけだと思います。
戦争で地球を破壊して海洋汚染や環境破壊しているのは愚かな人間だけだと思います。
うつ病は心の病気ではなくて、脳の病気と言われていますよね。
人間のように知能が発達しているシャチが、心身の健康を保つには、
頑張りすぎないこと、ストレスを溜めないこと、疲れたら休むこと。
仲間との信頼関係やコミュニケーションが大切ではないかなぁと思いました。