呪われた町 | RIDDLE CRITIC

呪われた町







著者: スティーヴン・キング, 永井 淳
タイトル: 呪われた町 (上)

メイン州カンバーランドの東にある小さな町、ジェルーサレムズ・ロット。または土地の人々がつづめてセイラムズ・ロットと呼ぶ町で、住人たちが煙のように消えるという不思議な現象が発生します。草木と緑に溢れた典型的な田舎町、若者にとっては退屈ですが退隠した人間にとっては安穏とした社会が形成されていたセイラムズ・ロット。1年前の国勢調査では1300名もの住人が確認されていたにも関わらず、現在は役場も商店街もすべて閉鎖しておりどこの家屋も空き家と化していました。一体この町で何があったのか、物語は変化の兆しが現れ始めた1975年の夏から始まります…

もはや使い古されたテーマである吸血鬼を、現代アメリカにおいて甦らせた本作。古典的な存在である吸血鬼ですが、現実感溢れる筆致を読んでいると現代でも恐怖の象徴として充分に通用することを実感させられます。