ブラック・ハウス

著者: スティーヴン キング, ピーター ストラウブ, Stephen King, Peter Straub, 矢野 浩三郎
タイトル: ブラック・ハウス〈上〉
ウィスコンシン州の西端にある、クーリー・カントリー。清浄な空気と安閑な雰囲気に包まれた、典型的な田舎然としたこの町を今、恐怖と混乱が包んでいました。原因となっているのは、”フィッシャーマン”という異名を付けられた犯人による、誘拐殺人事件が発生しているため。すでに2人の子供が惨殺され、しかも子供たちには一部食べられた跡がありました。3人目の被害者も発見され、未だ犯人を逮捕できない警察に対する不信感は、日に日に高まる一方でした。地元警察署の所長デール・ギルバートソンは対応に困り、最近クーリー・カントリーにやってきた一人の男性に助力を請います。相手は、L.A から退隠してきた元警官のジャック・ソーヤー。始めはデールの依頼を断ったジャックでしたが、犯行の異常性、そして犯人が全く痕跡を残さないことへの疑惑から、次第に捜査を手伝いはじめます。
少年期の記憶を失ってしまったジャックが、”テリトリー”の記憶を呼び覚ましつつ事件の解明に取り組むサスペンス・ファンタジー。キングとストラウブの共同著述もより洗練され、本当に2人で書いたのかと思わせるほど、素晴らしい作品となっています。是非、タリスマンを読破してから、読んでみてください。