骨の袋

著者: スティーヴン キング, Stephen King, 白石 朗
タイトル: 骨の袋〈上〉
全米でトップクラスとは言えないまでも、ある程度の人気を博していた小説家マイク・ヌーナン。人生の成功を収めていた彼を、突如悲劇が襲います。それは、これまで自分を支えてくれていた妻の死。脳内動脈瘤破裂というあまりにも突然な別離に、マイクは多大な精神的ショックを受けます。その影響は仕事にも現れ、マイクは小説が書けなくなり、まさに天国から地獄に転がり落ちるように暗澹とした日々を送ります。妻の死後から悪夢にも苛まされるようになったマイク。夢の内容は、決まって休暇のたびに妻と訪れていた湖畔の別荘、通称セーラ・ラフスでの出来事でした。何とか立ち直るきっかけを見出そうと、妻との幸せな日々に思いを馳せていたマイクは、ある事実に気づきます。それは、死ぬ直前までの妻の不可解な行動。彼女はなぜか、マイクに隠して何度もセーラ・ラフスに足を運び、周辺で調査を行っていました。自分が毎夜見る夢と何か関係があるのか?妻の行動を謎を解くため、そして過去との決別をつけるため、マイクは数年ぶりにセーラ・ラフスを訪れることを決意します。
妻は何を調べていたのか、そして夢が指し示す意味とは?幽霊との邂逅によって次第に明らかになる真実。背筋が凍るような恐怖と、悲哀に包まれながらも感動的な情動を与えてくれる作品です。想像力を最大限に働かせつつお読みください。