デッドゾーン | RIDDLE CRITIC

デッドゾーン






著者: スティーヴン・キング, Stephen King, 吉野 美恵子
タイトル: デッド・ゾーン〈上〉

未来に対して何の憂いもなく、順風満帆の人生を歩んでいたジョン・スミス。しかし幸せの絶頂にあった彼を、悲劇が襲います。交通事故によって、昏睡状態に陥ったジョン。4年半という歳月は、彼を過去の遺物と化し、人々の記憶から忘れ去らせるのに十分な時間でした。何もかもを失ったジョンですが、たった一つ彼には得たものがありました。それは、人の未来が見える予知能力。特殊な能力を得た彼を、周囲は羨望の眼差しで見つめます。しかし、当の本人にとっては呪われた力に他なりませんでした…

超能力といえば、誰もが一度は夢見るような魅惑的な響きを持っています。しかし、特別な人間となることは決して幸福ばかりではないということを、本書は教えてくれます。望まざる能力によって、あまりにも重い苦悩と責任を負わされたジョン・スミス。苦しみながらも運命に必死に抗おうとする彼の姿に、感動すること間違い無しです。