ファイアスターター | RIDDLE CRITIC

ファイアスターター







著者: スティーヴン・キング, 深町 真理子
タイトル: ファイアスターター (上)

倫理的・道義的な問題から、決して明るみに出ることのない人体実験。アンディとヴィッキーは大学生の時、その実態を知らぬまま被験者としてある実験に参加します。実験で投与された薬の名は「ロト・シックス」。何事もなく実験を終えたアンディとヴィッキーですが、それ以降2人には不思議な力が宿ります。アンディは精神操作<マインドコントロール>、ヴィッキーは念動力<サイコキネシス>。やがて二人は結婚し、子供を産みます。娘の名はチャーリー、彼女は両親よりも強力な自然発火能力を持っているのでした。
密かにアンディとヴィッキーを監視していたCIAの下部組織《》。チャーリーの能力に気づいた彼らは、彼女を実験材料として調査するため、チャーリーを捕らえようとします。組織の襲撃によって、凶弾に倒れたヴィッキー。アンディは娘を守るため、必死の逃避行を開始します。

国家の横暴から娘を守ろうと懸命に抵抗する父親。親子の深い愛情を描きつつ、特殊な力を持ってしまったがために訪れる悲劇を、リアリティ溢れる筆致で描写した作品です。