IT | RIDDLE CRITIC

IT






著者: スティーヴン キング, Stephen King, 小尾 芙佐
タイトル: IT〈1〉

ビル・デンブロウエディ・カスプブラクベン・ハンスコムベヴァリー・マーシュリチャード・トージアスタンリー・ユリス、そしてマイク・ハンロンの7人は1958年、彼らの住む町メイン州のデリーで、子供ばかりを襲う強大な悪意と戦い打ち勝ちました。しかし、IT<それ> の息の根を止めるまでには至らず、7人はもしまたITが復活したらこの町に戻ろうと誓い合います。そして1985年、デリーでまた子供たちが消えるという奇怪な事件が頻発し始めます。ただ一人デリーに残り、動向を調べていたマイクはITが甦ったことを直感的に悟りました。27年前の誓いに従い6人に電話をかけるマイク、それは少年時代の記憶を呼び覚まし、平穏な生活に終わりを告げる時の声となるのでした。

7人がITと初めて邂逅した1958年の少年時代と、1985年大人になった彼らとITの決着に至るまでの過程を交互に描いてゆく本作。過去と現在が密接に絡み合い、次第に明かされるITの正体。彼らは27年前いかにして戦い、また大人になった今どうやってITに対抗してゆくのか。恐怖と勇気、愛情と憎悪、悲哀と喜悦、人間の生な感情を描ききった作品です。