キャリー | RIDDLE CRITIC

キャリー







著者: スティーヴン・キング, 永井 淳
タイトル: キャリー


モダンホラーの旗手”の異名をとる、スティーブンキングの処女作品です。アメリカはメイン州、チェンバレンの町に暮らすキャリー・ホワイト。生まれる直前に父を亡くした彼女は、根本的主義派キリスト教に人生の全てをかける母親の元で成長します。幼い頃から抑圧的な教育を受け、母親の意にそぐわないことは禁じられ育ったキャリーは、学校の中でもその醜い容貌から陰湿ないじめに遭います。少しずつエスカレートするいじめ行為、キャリーを憎むクラスメートは、ついに春の舞踏会において彼女に最低の罠を仕掛けます。かくて罠に掛かったキャリーは、その異能を最悪のときに最大の力を持って顕在化させるのでした…

悲嘆にくれる日々を送りながらも、懸命に生きようとしたキャリーの哀しみがひしひしと伝わってくる本作。人間の悪辣な側面を垣間見ることができる作品です。