城塞

著者: 司馬 遼太郎
タイトル: 城塞 (上巻)
関が原の戦いで大勝をおさめた徳川家康。幼少から辛酸をなめながらも、地道にしかし着実に天下取りへの歩を進めてきた彼は、ついにその望みを実現することを決断します。しかし、野戦にかけては古今無双の徳川家康も、城攻めだけは苦手としていました。対するは当時の世界の中でも有数の規模を誇る大阪城。秀吉が全精力を傾けて作らせた巨城だけに、そう簡単には落ちません。力押しを嫌った家康は、その政治力を最大限に発揮し執拗かつ周到に大阪方を調略してゆきます。
なぜ豊家は滅び、徳川家が台頭したのか?多くの人間の思惑が絡み合い、悲喜交々とした当時の人間像を如実に表した物語と言えるでしょう。