ザ・スタンド | RIDDLE CRITIC

ザ・スタンド







著者: スティーヴン・キング, 深町 眞理子
タイトル: ザ・スタンド 1

ウイルスや細菌の研究を行い、事前に対処法を研究するため政府によって管理されている施設、アトランタ防疫センター。本来は人体を守るための研究を行う機関でしたが、裏ではある恐るべき研究が行われていました。<プロジェクト・ブルー>と呼ばれるその計画の内容は、新種のウイルスを開発すること。
1990年6月13日、午前14時37分16秒。<プロジェクト・ブルー>の研究区画においてある事故が発生します。研究員の誰かの過失によって、罹患率99.4%のインフルエンザ・ウイルスが予防装置から漏れてしまったのです。瞬く間に施設内を席巻し、研究員を殺戮した新種のウイルス。施設の警備員であるチャーリー・キャンピオンは、異変が起きた直後に事故に気付き、自らの身を保全するため施設からの逃亡を図ります。幸運にも逃亡に成功したキャンピオン。しかし彼にとっての幸運は、全人類の大半に死のカーテンを引き下ろすことになるのでした…

成す術なく死滅してゆく世界。しかし、衰亡してゆく世界の中にも生き残りはいます。生き残った人物たちの行動を通して、善と悪、人間の強さと弱さ、精神的内面を克明に活写した大作。全部で5巻とかなりの長篇ですが、読みば読むほど「ザ・スタンド」が持つ魅力に引き込まれてしまいます。多作家で知られるキングの作品の中でも一、二を争う人気を誇る本作、オススメです!