春待つ花は咲いて、ただ揺れて。今は春。僕はそれを思い出す。今日。僕が一番好きな、桜が綺麗な河川敷を通って、記憶が蘇った。あれは2年前のある春の日の夜。ドライブがてら、話を聞いていて、ふと彼女に「何処へ行くの?」と言われるも、無視をして車を進める。そう、そのときに向かったのが、その河川敷。その年も桜が見事に咲いていて、圧巻だった。側道に車を停め、とある桜の木の下で話の続き。――そのときが二度目、さくら子への告白なのだが、これ以降の思い出は、心の中へ仕舞っておく。だって、今一番会いたい人は――