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RICS代表金石成俊のブログ

自宅の購入、不動産売買、リフォームや土地活用など、不動産取引き全般の豆知識や事例に基づいた、考えをまとめてみます。

RICS代表の金石です。

今日は建築について取り上げてみます。
大きな金額をかけ、取り組む建築は絶対に失敗したくありません。
しかし、過去に失敗した経験があるという方は、少なくありません。
反面、全く問題無かったという話しもほとんど耳にしません。

何故なのか?多くのお客様を見て話しを聞いてきた経験から、気付いたポイントを7つ揚げてみました。


ポイント1 建築には必ず妥協が必要。
一番目にお話したいのが、建築にはある程度の妥協は必要であるという事。完璧な建築、理想通りの建築はほとんどありません。
何故なら、建築やリフォームは図面を引き机上で計画を立てますが、計画段階でのイメージと実際に完成した実物だと、どうしても色合いや質感、大きさや広さなど多くのギャップが生じます。
そのギャップを無くす方法としては、モデルルームを参考にしすぎない事。図面に記載される寸法を実際測るなどして現物の大きさを創造しみててください。


ポイント2 色や材質
建築資材のカタログを見ると、ものすごく多くの種類があり、好みで色や材質を細かく選べます。
好きな色、好きなデザインを選ぶ事も大切ですが、カタログは写真や材料の断片を見るので、イメージがとてもつきづらいという事。室内で見た切れ端と、壁一面に広がり太陽に照らされるのとでは大きく異なります。
もう一つ住環境を考慮してください。例えば、幹線道路沿いに建築する場合であれば、車の往来によるホコリや排気ガスが蔓延します。外壁に白い素材を選びますとホコリや排気ガスの煤(すす)が付着し、そこに雨が降ると黒い帯状の汚れになり痛みも早くなります。将来の修繕費用も考え、住環境にあった色や材質をお選びください。


ポイント3 拘りを詰め込みすぎない
個性的な家づくり、おしゃれなマイホームは誰もが憧れます。
しかし、実際住んでみるとデザインに拘りすぎて実用性が悪いなんて事も。計画時の拘りは、後に飽きへと繋がり、飽きから不便に繋がる事もあります。特にデザイン上の段差や突起はオシャレに見えますが、生活上では大変不便になります。住みやすい家は、実用的な家です。皆さんの拘りを実用的な部分に多く取り入れてみてください。


ポイント4 業者の選定
最重要と言っても過言ではない業者の選定ですが、会社を選ぶ際に会社規模や営業マンとの相性、評判や先入観で決められる方が多いと思います。良い建物を作る事は当たり前。大切な事はアフターフォーローがしっかりしていることです。建築後、住んでみると必ず大なり小なりの不具合は出てきます。長期にわたり、適切に対応してくれる業者を選ぶ事が大切です。それは、健全経営で長期間存続する会社であるという事にも繋がってきます。


ポイント5 適正価格
たとえ良い会社であっても、あまりにも建築費が高ければ依頼は考えた方が良いでしょう。
建物のグレードや素材の善し悪しは素人にはわかりませんが、相見積りを取る事である程度の判断と交渉が可能です。更に業者に対して競争意識を持たせる事で、仕事の質は向上します。同じ金額なら、より仕様の高いものを手がけてください。たとえ、親族や知り合いに業者がいた場合でも、他社の話しを聞く事をお薦めします。また、親族や知り合い依頼した方、気を使って意見やクレームを言えないなどのデメリットもある様です。


ポイント6 知識不足
前の5項目でわかる様に、失敗の原因には発注者の知識不足も大きく関連します。業者に任せ過ぎたために、思ってたのと違うものになってしまったと後悔する方もいらっしゃいました。
大きなお金を託すものですから、最低でも基礎知識程度は知っておく必要があります。現在は建築コンサルタント会社も多数あるので、第三者の意見を取り入れる事で相談にコストがかかったとしても失敗の代償よりは安価で済むのではないでしょうか。


ポイント7 将来性
孫が出来て家族が増えた時、老後体力が弱って生活が不自由になった時の事を考えてください。たとえ1センチの段差でも老人や子供にとっては大きな障害です。大けがする事だってあります。その小さな妥協は絶対にしないでください!建築は今住みたい家より、生涯住みやすい家を計画する事をお勧めします。


建築について簡単にまとめてみましたが、リフォームについても同じ事が言えると思います。
くれぐれも後悔はしない様、是非参考にしてみてください。


RICS代表 金石 成俊