いつもブログをお読みいただきありがとうございます
発達障害シリーズ、イラストを入れた記事をUPしたい!と思いつつも、セルフ没があったりとか作業時間の確保の問題だったりがあって用意できず…
ということで、文章を上げてお茶を濁しておきます。
楽しみにしてくださっている方がいらっしゃいましたら、更新が遅れてすみません。
時間を見つけて頑張りますね
ここのところわたしの方からも色々な方のブログを拝見して感じたことなのですが。
旦那さんが発達障害(アスペルガー)なのでは!?みたいなテーマのブログって結構あるんですよね。
大体が突拍子もないことを言ってくるとか、人の気持ちを考慮しない酷い発言を連発するとか、そういった内容になっているんだけれど。
もちろん、わたしは現場を目撃している訳ではないので何一つ言い切れることはないのですが…という前提の上で、誤解を恐れずに言うと「その不快は本当に発達障害のせいなのか?」って思うものもちらほらあったりします。
ネットの普及で発達障害に関する話も「まあ名前くらいは知ってる」という感じの人も昔から比べたらすごく増えたのだろうと思うのだけれど。
一方で、ネット用語・スラング的な意味での“アスペ”という言葉が一人歩きしてしまい、
物分りが悪かったりデリカシーがなかったりする人=アスペルガー症候群
という風に安易に結びつけてしまっているきらいがあるのではないか?というのが、ちょっと心配なのです。
わたしの言いたいことの要点から先に言ってしまうと、
発達障害の人にも、個々の性格はあります
例えば衝動性があって思ったことをすぐに口に出してしまう人。
頭に浮かんだ内容を一旦留めて「これを言われたら相手がどう思うかな」と推敲する前に言葉が勝手に出てきてしまう…という場合。
本人も言って良いことと悪いことの知識はあるため、言ってしまった後で
また人を傷付けることを言ってしまった
どうして自分は良く考えてから発言できないんだろう…
と、うまくコミュニケーションが取れない自分を責めたり、思い悩んでいる人もいるんですよね。
アスペルガー症候群の場合だと、「相手の立場に立って考える」「空気を読む」といったことが難しく、場にそぐわない発言をしてしまうこともあると思いますが、問題はこのようなことが発生した後で。
相手が「うっかり言ってしまった」あとで、「悪気がない様子」だったとして、「さっきの言葉は私にとっては言われたら嫌な言葉だったよ」ということを懇切丁寧に説明して、その人がどのような反応をするか。
謝る?きょとんとしている?怒る?…
ここってもう、個人による問題…つまり、性格の影響が大きいと思うんですよね。
(※ちなみに実際発達障害があるとすると、指摘や説明をしたからといって次からしないようになるかというとそれは難しいです。そのため常習性があるかではなく、今回の話では事後の反応に主眼を置いてお話しします)
もちろん、「言われたら嫌な言葉だったよ」という事実を突きつけられた事に対して責められた!と感じてパニックになってしまう場合や、謝罪する=自分が悪者になるなどの誤認があって謝るのが難しくなってしまう場合もあるのですが。
明らかに開き直っているとか、それを「発達障害なんだからしょーがないだろ」みたいに言うのは、ちょっと違うんじゃないかなぁ…と思うのです。
これは支援者側にも言えることで。
例えば、発達障害のある子どもがお友達に暴力をふるってしまった。周りに明らかに迷惑になる行為をしてしまったという場合。
確かにそれは発達障害があるためにしてしまった事なのかもしれないけれど、
「うちの子発達障害なんで」と明らかに言い訳に使ったり、「発達障害だからしょうがない」と注意をしない・悪い事を悪いと教えないというのは違うと思うんです。
知的が入ってくると難しい場合もあるかと思いますが、軽度とかグレーゾーンとかであれば、良い事/悪い事、教えてあげればある程度はわかるようになります。
発達障害だから失礼でもOK、やりたい放題にさせてOKということではありません。
- 人に迷惑を掛けたり嫌な気持ちにさせることはしないように気をつける
- 気をつけていてもやってしまった事に関しては誠心誠意謝罪をする
これは発達障害があろうがなかろうが同じことで。
もっと言えば発達障害がある子の場合、頑張っても人の手を借りないと難しい場面が出てくる状態なので、集団の中で“嫌な奴”と認識されることは孤立につながり、当人もより大変な状況に陥ってしまいます。
悪い事をしたら、謝る。本人だけでのフォローが難しい場合には親も一緒に謝る。
同じ事をまた繰り返しやってしまうかもしれないけれど、都度都度反省をする。
そうやって苦手な部分に関しては他の人に助けてもらえるような愛されキャラになるための努力をしたほうが良いと思うんです。
人に迷惑をかけてしまいがちな性質を持ち、それでいてその性質をお母さんから「いいのよ、あなたは悪くない」と悪い風に甘やかされて育ってしまった人の末路は…悲惨です。
順番で言ったら、子供よりも先に母親のほうに寿命が来ます。
いつ何時も「いいのよ、いいのよ」と守ってくれていたお母さんを失ったら、その子はどうなるのか。
そのことを肝に銘じて育児をしなければと思っています。