今回はまた、自分の家族のお話をからめた

家族シリーズ第3弾です!! ←まだ続けるもよう (驚っ)





普段から自然と自分の意識が向くこと、選んでいるもの


嗜好や思考、思想

その、元?基?素?になるもの


そういう 「モト」 のきっかけに、ふいに気づくことが、日常の中に結構あります




私を含む4姉妹は、高校入学の時に、父の教育方針で寮生活を送ることになります

なので、15歳で実家を離れています

そんな環境もあり、自分と、生まれた土地や 家族 との縁は薄いと感じていました

((双子妹との 繋がり・絆 は、昔も今もとても深いですが・・・))


それが、毎月の往き来が始まったことをきっかけに

「自分のモトになるもの」 についても、頻繁に意識にのぼるようになりました




私が現在の仕事を志すようになったきっかけはというと・・・

「祖父の言葉」 なのですね


小学校の頃、寝仕度を整えた祖父母が部屋に私達姉妹を呼びます

10分間のお小遣い稼ぎのマッサージ です

布団にうつ伏せになった祖父に 「次は背中だ、今度は足だ」 と

言われるままにやっていた情景がうっすらとうかぶのですが

はたして、たたいていたのか 揉んでいたのか

どんな技法でマッサージをやっていたか?の記憶はありません

ですが、祖父はいつも決まって

「お~ぉ 気持ちがいい~」  「〇子は本当に上手だなあ」

と、何度も何度も言ってくれました



4姉妹の誰が呼ばれるか?お声がかかったら誰が馳せ参じるのか?って、

お小遣いが貰えるというのも絡んで4人それぞれに思惑があり

祖母に当たると、10分では終わらせてくれないし (寝たふりするから)

そもそも祖母はあまり 「気持ちいい」 とか言ってくれないから

イマイチやる気が出ないんだよな~とか

どちらにしても、今日はめんどくさいな とか

見たいテレビがあるのに…明日学校で友達と盛り上がれないじゃん、とか

あまりやりたくないなと思う日も

あったり なかったり・・いや、やっぱり結構あったり なんですが


祖父のその言葉は、「心から」 だと感じる響きがあり

そしてそれが、思わず、口をついて出るのは

私がマッサージしている時」 がほとんどなのでした

妹からも 「いつも〇子の時に言うよね」 って言われていたので確かですよ!

ほんまですよ~ (笑)


素直にうれしいなと思っていたし、その言葉と言い方がものすごく心に残り

マッサージ 自分の心がうれしくなること  となり、

いつかこういう事を人に出来たらいいな~と淡い思いを抱いたのでした

祖父の素直な思いが 私にしっかりと伝わっていたのですね



そんな 「祖父との繋がりを感じるエピ」 は他にいくつもあって


元夫を結婚前に実家に連れて行った時、じーさん ほとんど無視してる(((・・;)

なんで?って、後から聞いた事情は・・・

商売を始めた若い頃に 「大阪の人」 に騙されて痛い目にあったようで

「大阪の人は信用ならん!」 と


その後・・・

結婚する頃には元夫とお祖父さん、すっかり打ち解けていましたが・・・

結局 離婚してもーたし・・ って おいおい (~O~;)


可愛い孫の 結婚生活の行く末が、かつての自分と同じ感想で終わるなんて・・・

そうとは知らずに旅立った、仏壇のお祖父さんの写真に向かって

「じいちゃんの言ってた通りやったわ~」

「じいちゃん、ほんま間違いないわ!」

と痛い報告をしながら 手を合わせておりました   な~む~ (∋_∈)


前記事の 「馬油かぶり」 もそうですね・・・

けっして良いお手本ばかりではない人だったけれど

祖父が貫いた、生きる姿勢や考え方など

今もリスペクトしていることはたくさんあります


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それから

私は昔から、 食べ物 や 洗剤 や 薬 などにすごく意識が向きます


子供を育てる時期には、野菜や食品は有機栽培物などを扱う宅配を利用したり

調味料にもこだわりをもって吟味したりするようになり、今に至ります


その他、入浴に使う石鹸やシャンプー、洗濯洗剤などの 肌に触れるものも

ものすごく徹底して!という訳ではないですが

「安ければ良い」 という選び方はしません


特に 「口から入れるもの」 は、飲み物.食べ物から薬まで

全て自分の体をつくるものであり、動かすエネルギーであり

使われている物が 体内で消化分解出来るモノかどうか、

というのも大切なことですので!


現代社会ではなかなかホンモノは手に入りにくい仕組みですが・・・

なんでも 手と時間をかけている物にはそれに見合う価値があり

その労力にかかる対価はきちんと支払われるべきと思いますし

その価値を認め合う 良い循環を作る一員でありたいと考えます



自分がソコを意識するのは

アトピーの壮絶な体験があったからだ と思っていました


が、

ふと脳裏に浮かぶ 子供時代の映像の中に

石油系の洗濯洗剤ではない、「純 粉せっけん」 のパッケージだったり

麦を混ぜたご飯や、玄米を炊く圧力鍋のシュンシュンという音

((今でこそ、健康食だね~ ともてはやされそうですが・・
35年以上前ですから当時は珍しかったと思います
麦ご飯に関しては、100%の白米を食べられないなんて
家ってもしかして 貧乏 なん?って思ってたし))

買ってきたお総菜などはなく、丁寧に作られたおかずが当たり前に並ぶ食卓


これらが全部 「母に纏わる記憶」 であったことに気付く今・・・



無意識下で、子供の頃から自然に目にしていたこと口にしていたもの

そんな母の『こだわり』が、現在の自分の軸になるものを作ってくれていた

その繋がりを意識出来た時のうれしさと納得


これが 『私の ルーツ』やん!!って


ただ、「血筋だから似ているという言い方では括りきれないような

自分の内面を理解する 発見 です


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そんな 「家族にまつわる あれやこれや」 だけじゃなく

私が生まれ育った場所 にも思いを馳せてみます



現在生活している関西とは、空気がまるで違う場所

田舎だとか都市部だとか

そういう違いだけではなくて


雪深い土地なので、冬場の環境が一番違うのですが・・・

季節感 とか、空気の匂い とか

景色   色  

そこで生活する人の好む物  

気性  行動パターン などなどなど沢山!


私の基礎 を育んでくれた土地



長いこと離れていたし

うっかり忘れてしまいたいこともたくさんあるし (苦笑)


でも確かに今の私とも繋がっている

その土地に潜む、私になるものを

こういう年齢になってから改めて見つけるチャンスを貰えたことに

ワクワクしている自分がいるのです



生活ベースが生まれ故郷ではなくなってから既に30年ほどになりますが

その間も 世間一般の皆さまと同じく、年に2回くらい帰郷してはいました


正月正月正月・・・


田んぼ田んぼ田んぼ・・・

という景色の繰り返しだったので

毎月こちらを訪れるということは、子供の頃に見ていた

自然のいろいろな表情や風の匂いを、久しぶりに感じられるな~と

すご~く感慨深い想いを抱いたの・です・・



がっ・・・


今のところ 5月、6月、7月、8月・・と、目に映る景色は


ひたすらずっと 「田んぼ」 やんかい (笑)


そんなわけで、帰省する度ちょっとずつ稲が成長する様にシビレていま~す (゜▽゜*)

山の緑の色も 空の高さや雲の形にも、季節の変化がすごく出て、ハッとしますね☆



話す言葉もすっかり変わって、関西人のふりしておりますが

冬は 凛とした空気と 雪に閉ざされる、

そんな土地に生まれた意味ってなんやろな~

てなことを考えながら、故郷が見せてくれる 「忘れていた顔」 を楽しんでみます



皆さんも今の自分を作っている 「モト」 なるものを考える時

意外な発見や気付きがあるかも!です

「モト」 は 「イマ」 のあなたの 心と体の在りよう に繋がっていますから







と、現在ケガで入院中の母に付き添って、病院でお泊まり番の最中でありまして


(痴呆の母がいろんな場面で不安がる為に付き添いなのです)

我が親の、4人部屋に轟きまくる大イビキで・・・

何度も目が覚めた上の4時起き でこのブログ書いてます

どうかどうか・・おばあさんになってこんな大イビキをかくような要素を

わたくしは受け継いでいませんように・・


そんな 「モト」 は要りませんから・・・

と神様にお願いしながらの投稿ですのよ (* ̄∇ ̄)ノ