こんにちは、りこです。
今日は生業として食べて行けているわけではないですが、私の核となっている作家活動、詩画についてのお話です。
マレーシアで絵本作家、イラストレーターというお仕事をしながら、私は『詩画作家』という肩書を持っています。
というか
勝手に自分でつけています。
きっとそんな肩書ないと思うんですが、それが自分ではしっくりくるので。
Q. 実際それって何をするの?
↓
A. 詩画を描くだけです。
誰に依頼されたわけでもなく、ただただひたすら絵を描いて、詩をつけます。
絵本のお仕事やデザイン、イラストのお仕事と並行して数年前から私的なプロジェクトとしてコツコツと描(書)いていて、それを自分のホームページやインスタグラム、Facebookで発表し続けています。
ただただそれだけなんですが…
やっぱり継続は力なり、というかこれがたまにお仕事につながってきます。
詩画を見て直接この詩画を買いたいと言う人もいますし、ポートレートを依頼してくる人もいます。(外国の人が多いです)
これは今まで描いたポートレートの作品です。 http://noricoweb.net/portraits/
最近ではこれを見て気に入ってくれたシンガポールのE-COMMERCEトレーナーからデザインとイラストの仕事、アメリカのスタジオからクリスマスキャロルのミュージックビデオに使うイラスト依頼が来ました。
一度ヨルダンの出版社からも絵本のイラスト依頼が来たのですが、これは値段交渉がうまくいかずに流れてしまいました😅
詩画にあるのは日本語の詩なのですが、いつも英語に直してバイリンガルで載せています。
(英語はそこまで得意じゃないですが)
詩はただただ思いつくがままの言葉の羅列なので、詩を生業としている方からすると鼻で笑われてしまうと思います。
それでも私は書くことも描くことも大好きです。
「花鳥風月」
四季折々に夢を見る
心を映す花の匂い
鳥が背に 帰らぬ人を運んでいる
風の顔を見分けようと
月がじっと目を凝らしている
響いて染み込む物言わぬ光を
そっと宿すこの夜に
私はまた足跡を残す
花よ 鳥よ 風よ 月よ
あなたたちと 生きてゆくこと
生きてゆくこと
生きてゆくこと
”KA CHOH FUU GETSU” (The Beauty of Nature)
We are dreaming season by season
The smell of flowers reflect our heart
Birds carry those on their back whom we lost
Moon is staring at winds to recognize them
The night holds silent lights
reverberating and soaking in the sky
I leave my foot steps again
Flowers, Birds, Winds and Moon
The beauty of great natures on this planet
I live with you
I live with you
I live with you
”おかえり金魚”
一つ月を打ち上げよう
目印となるように
金魚たちがゆるりと通る
水がやらかに揺れている
おかえり おかえり
見果てぬ彼方の話を聞かせておくれ
少し騒がしいくらいで良い
それほどに寂しかったのだから
最後の名もなき演者のように
頭上を通るかわいい吾子らよ
私はこの空を忘れまいよ
おかえり
さよなら
またいつか
”Welcome Home"
I will launch moon for you
to guide you home
Gold fishes are on the way
Floating on the shiny water
Welcome home
Welcome home
Tell me your stories beyond wildest dreams
I don't mind those lively noises
'Cause we had been too lonely
Children, you are like the last nameless performers whom I love
I will never forget this scenery
Welcome home and Good-Bye
I will see you again someday
こういったものをカレンダーやポストカードにして細々と売ったりもしています。
最近の詩画作家としての活動のハイライトは、描き溜めた詩画が100を超えたので、先行予約を募って、中国語・英語バージョンの詩画集を出しました。
マレーシア人対象に宣伝したのですが、日本とオーストラリアからそれぞれ10冊程度の予約が入り、マレーシアのものと合わせて事前お申し込みは40冊程度でした。
大きな注文数ではないので一冊一冊のコストが高くなり、利益はほぼ出ず、コストと相殺で終わりました。
それでもこれが本という形になったことがとても嬉しかったです。
購入いただいた方には本当に感謝しかありません☺️
今はありがたいことに仕事が来ているので前ほど頻繁には創作できていないのですが、最初にも書いた通りに詩画作家としての活動は自分の核になっています。
これからも続けていきたいな、マイペースに。
時々こちらでも作品をアップしていこうと思います☺️。