結婚したら当たり前に子供を授かり
産むことができると
ずっと思っていたので


死産したあとも
数えるのが嫌になるくらい
流産を繰り返す事になるとは
思ってませんでした。


多分8回
覚えてるのは8回だけど
本当はもっと多いかもしれない


原因がわからないって
本当に酷なことで
何より医師が
「偶然続いてるだけかもしれない」
と言った時は心の中で
「偶然がこんなに続かないことはバカな私でもわかる。自分には原因がわからないって言われるほうが、まだ清々しい」
と思った


妊娠しても産婦人科に行けば
心拍停止確認


先生もさすがに私の診察は
エコーする前から
顔に「諦め」が出てた


かける言葉もみつからないんだろうな
なんて言えばいいか言葉を選ぶうちに
何も言えなくなるのも理解できる


心拍停止確認のあと診察室に戻った日
一度だけ先生に


私は何人もの赤ちゃんの心臓を止めて
命を殺してしまう
ニュースで捕まる通り魔と
同じことをしている
なのに通り魔は厳罰になるのに
私には何もない
赤ちゃんを何人も死なせてしまったのに
同じなのに


と泣いて言ったことがあります


先生は
それは違うよ
とだけ言って
次頑張ろうと励まされた


そんな風に思うなら
辞めたらいいのにって気持ちと
諦めきれない気持ちなのかな
憧れなのかな
手に入らないものほど欲しくなるからかな
執着し過ぎてるのかな
とにかく
心はぐちゃぐちゃしてた
女性として欠陥品のような
ものすごいハズレクジを引いたような
色んな事に自信喪失



あの日の言葉に
自分でも答えはまだ見つけられない.