母が何十年振りかの同窓会に着て行くため、いそいそと誂えた小紋の着物でした。私が受け継ぎ着ていましたが、トロンとした袷は仕事向きではないので、ワンピースにリメイクしてしまいました。私は純正骨格ナチュラル女ですから、女らしいシルエットにすると似合いません。ひたすら細長い茶筒型を目指しました。

 まず、広い肩巾をごまかすために袖なしにします。ジャンパースカートの方がいろんな着こなしも出来て便利です。ガッチリした骨盤を隠すためにはハイウエストが一番。スカートは、前は反物3枚、後ろは2枚を繋いだ筒状で裾巾は165センチありますが、タックを取ってストンと落とし、広がらないようにしました。前はつなぎ目を隠すように二か所にボックスプリーツを入れ、後ろは三か所にタックを入れています。

 上図の身頃ですが、柔らかい絹にきれいに見返しを付けるのは素人には難しいです。私は見頃だけ共布で袷にしました。その方が簡単!ちなみに、見頃は反物を横向きに使い、中央で繋がなくても良いようにしました。時短!見る角度によって、光の反射が違うので色が濃く見えますが、それもアクセントだと思う性格なんです。