仕事場にしている元実家でパソコンを打っている時、右 目の端で茶色い紙くずがコソッと動いたなと思ったら、なんと雀が廊下にいました。ベランダのガラス戸を開けていたので入って来たんだなとエンターキーを押してもう1度見直すと、もういませんでした。バスルームへ続く廊下だったので、水浴びでもしているんだろうとアホなコトを考えながらパソコンを打っていましたが、早く追い出さなきゃ、と考え直し「ジャック、ジャック!」と呼びながらバスルームへ行きました。何にでも名前を付けたがる私。雀なら即「ジャック」で決まり。ジャック・スパロウの親戚でしょうから…。で、家中探しましたがジャックはいませんでした。仕方なく、廊下に水とパンくずを置いて戸締りをして帰りました。翌朝、急いで来てみましたが水もパンくずもそのままでした。ええ~っ?じゃあ、私がパソコンを打っている間に「スンマセン、家マチガエマシタ」と、また私の後ろを通って出て行ったのでしょうか?でも、ウチの前の欅を切ってしまってからは雀自体見ることがなくなっているので、あり得ないと思います。初めから私の見まちがい、錯覚、幻、だったと言った方がまだあり得ると思いますが、でも、私は見たんだし、まだボケる年ではありません!

  ちょっと気になる考えが浮かびました。五年前に亡くなった父が雀に姿を変えて帰って来たのではないかしら、と。父は動物好きでベランダに来る雀にパンくずをやったりしていましたから…それなら分かる。きっとそうだ。私はボケてなんかいない! (さらに危ないかも?)

 と言うわけでジャックが、いや父が帰ってきた時に私が打っていたものは、ちぎり絵「不思議の国の白うさぎ」にちなんで「6月10日は時の記念日です。中大兄皇子は水時計を作らせ、時刻を鐘や太鼓で人びとに知らせました。」と言う文章でした。時計が出てくるお話と言えば「不思議の国のアリス」ですよね。映画「アリス・イン・ワンダーランド」にはジャック•スパロウいや、ジョニー・デップが出ていましたよね。(やっと繋がった!)