息子達にとって母親というのは、特別なのだろうと思う。


私の実兄は、実母が特養に入ってから理由をつけて面会に行かない。

それは、きっと、実母が認知が良くなくて自分のことを忘れていたらどうしようとか、そういう思いもあるのだと思う。


女性に比べて、男性はそういう部分は脆い。


現実を直視したくないという気持ちもあるのだ。


ゴールデンウィークに、母に会いに行った時に、兄の事を無理矢理面会に連れて行った。その夜、一緒にお酒を飲みながら兄と話したが、「俺のこと『誰ですか?貴方は??』っていうと思っていたけど、しっかり覚えていたなぁー❗️」と嬉しそうに話していた。


夫は、生前にこんな愚痴を漏らしていた。

「男親ってさ、どんなに頑張っても母親には勝てないんだよ。10月10日、お腹の中で臍の緒で繋がって栄養を分け与えてくれた母親には男は絶対に勝てない。男親のどんだけの愛情も母親を前にしたら霞んでしまうんだよなぁ……。」


何度となく、夫からこの言葉を聞いた。

そう考えると、生まれ変わってもまた女で生まれて来たいと思った。


母は偉大なのだ。

兄は未だに、母の作った卵焼きが一番美味しいと公言している。


母親って、すごくいいな。私の息子達も結婚してもきっと、母親の料理、母親の考え方、母親の……があるんだろうなと思うと

この先の人生、少しだけ楽しみがあるのかもしれない。






うちの卵焼きは、卵を溶いて、うま味調味料を入れて、焼いてお醤油と大根おろしで頂きます。

お砂糖は入れません。

ricochangm家の伝統😅の味です‼️