亡くなって14年。
今でもふと思う。生きていたら…今どんな感じなんだろう。
どんな生活をしていたんだろう…と。
でも、どうなんだろう❓私の言う「生きていたら」は、「健康な状態で生きている」という事だ。
脳内出血で倒れた夫が、植物状態で生きている…とか、意識は戻ったが記憶も全くなく、歩けない、相当な介助が必要…とうい状態で生きているという事ではない。
夫が倒れた時に、意識は戻らないまま5日間危険な状態で生存していた。
医師に「意識は戻らないでしょうか?」と質問した時に医師から「可能性はとても低いと思います。それに…今、意識が戻ったとしても以前の○○○○○(夫の苗字と名前)さんではないです」そう言われた事が今も私の中で色濃く残っている。
今でも夫が亡くなった事は辛く悲しい…けれど、植物状態であったり、相当な介助が必要な状態であったら、経済的にも精神的にも、肉体的にも共倒れのような状況になったのではないかと想像できる。
自分の気持ちに折り合いをつけるためにも、仕方なかったんだ、そう思う事しかできない。
もう、倒れた時点で今までの「元の生活」は全て失ったんだと。
40歳で夫を亡くして、残り半分の人生を泣きながら過ごさなければならなくなった私の気持ちなんて周りの人は分からない。分かるはずもない。
どうしてこんな事になってしまったのか…もう何百回も自問自答を繰り返して来たが、結局最後は「しかたなかったんだ」になる。
もしも私が90歳まで生きるとしたら、50年、自問自答を繰り返して、泣いて、仕方ないと諦めて、そうやって自分の気持ちに折り合いをつけながら最期の日を迎えるのだろう。
幸せという漢字から一を抜いたら辛いになる。
この一は夫なのだな…
今更ながら、オートミール食べ始めました。
痩せろーー!!