夫が亡くなってから、半年弱で父の日が来る。


夫が亡くなった当時、長男は小学4年生、次男は小学2年生だった。


それぞれ、5年生と2年生に進級して、学校行事で「父の日参観」があった。


廊下に貼ってある、児童が書いた[お父さんの似顔絵]

とても切なくて切なくて涙が出た。


父の日参観には、お父さんが来る。もちろん、お仕事で来ることができない家庭はお母さんが来ていた。

でも、圧倒的にお父さんが当然だが多い。


学校の計らいだと分かってはいるが、当時の私には拷問のようだった。


息子達は[お父さんの似顔絵]をどんな気持ちで書いたのだろうか❓

[お父さんへの手紙]をどんな気持ちで書いたのだろうか❓


夫亡き後、私は息子達に何度も繰り返し言った。


「ママ1人に見えるけど、ママの中にパパがいて、ママは、貴方達のママでもあるし、パパでもあるんだよ」


だから、これまで男の人がやるようなチカラのいる事も、高い所の電球の交換も、あれもこれも泣き言いわすにやってきた悲しい


夫を14年前に亡くし、義父と12年前に絶縁し、実父を4年前に亡くした私は、父の日を祝う相手が1人もいない…。

今年も、仏壇に白いカーネーションを手向けるかな。