漢字で自分の名前だけ書いたら、一切話はしません。あとはこのカウンセラーさんが、亡き人とコンタクトを取って、私に話をしてくれるとのはの事でしたので、始まって数分、私の左肩あたりを凝視して、黙っていました。


緊張です。こんな経験したことがないので、出てきてくれ、出てきてくれーと心の中で祈ります。(予め、ボイスレコーダーを持ってきて下さいと言われていましたので、ボイスレコーダーで録音しています)


カウンセラーさん、(以下、カウで表示します)

「あなたの会いたい人は、んー40歳は行ってないかなぁ、若い、こんな格好の人ですか?」その服装は、夫が生前、よく着ていたものでした。

私「そうだと思います」

カウ「この方は…あなたの恋人…違うか、旦那さんですね。


カウ「何で亡くなったのか、聞いてみますね、頭…頭が痛い。脳、脳ですね」


え?何でわかるの??驚きを隠せない私。


私と夫にしか分からない、数々の出来事を言い当ててくださいました。


話の終盤、私からは何も言っていないのにカウンセラーの方が「あ、旦那さん今こう言ってます。親の事、申し訳ない。辛い思いをさせた。でも、自分の親だから嫌いにはなれない。それは許してほしい。Rはもううちの親と離れて良いから、関わらなくて良い。Rには笑っていてほしい。幸せになってほしい。」


私「え?本当に、親の事言ってますか?」

カウ「はい、辛い思いさせてごめんねって言ってます」


その言葉を聞いて、号泣しました。


そして、決して良い奥さんではなかった事、謝りたい事、ありがとうを伝えたい事を泣きじゃくりながら話しました。


夫は「幸せだった。楽しかった。沢山いたずらしてくれたよね。(実際、数え切れないくらいのいたずらをしていました)もう、幸せにしてあげる事は出来ないから、良いと思う人が出来たら、その人と幸せになって欲しい。」と最後にメッセージをもらいました。


悲しかった。どんなに待っても、もう、戻ってきてはくれない人。

声も聞けない人。

私の記憶の中にしかいない人。


カウンセリングは時間に制限が本来あるのですが、この日は30分異常オーバーして終わりました。


後にも先にも、こういう形に見てもらったのはこの時だけです。