なんでだろうか





テレビで見たシーンで

とても印象に残った描写があって

なぜかとても、考えさせられた。




姉妹が卒業アルバムを一緒に見ているという。




ただそれだけだったのに


あっ違う。


と思ってしまった。



私と姉はこんな関係ではない。


こんなことしたことがないし、きっとこれからもすることはない。




私は姉と喧嘩した覚えがほとんどない。


私は姉を目の前にして、感情的になったことはない。

そんな覚えがない。


それは圧倒的な力関係がそこにあって

私は彼女に太刀打ちできない。



地雷がそこらじゅうに埋まっている彼女のフィールドを歩く人生は

疲れる。


だから、彼女のフィールドには入らない

彼女とは疎遠に近い距離でいる。



そう決めている。


仕方ない。

血が繋がっているから。



仕方ない。

親が一緒だから。


姉妹だからって、仲良くなることも

和解することも

上手く付き合うことも


そんなことが出来るだなんて


そんなことはない。



私は姉に

不細工と小さい時から言われ続けて

一度も肯定的に言われたことはなくて


中学生の時友達との写真を部屋に飾っていたら

「なに?可愛いとでも思ってんの?あんたごときが!」


っていきなり言われて、鼻で笑われたり。



「化粧してもブスはブス」


と言われたり。



そんなことをずっとされていたら、もはや

上手く付き合うなんていうのは、諦める。


そう。

諦めた。


戦うことも。

平和条約を結ぶことも。





以前、心に許す部屋を一部屋用意した。


けれど、

その部屋もいっぱい。



もう、部屋に余裕はない。


だから、もう部屋は閉鎖した。


いつか整理して、他のものを入れる予定。





姉妹だからといって

仲良いとは限らない。






きっとこんなことも、父親は気づいてない。

気づいていても、知らんぷりをしている。



父親との距離感もよくわからない。