自分の肋骨が悲鳴を上げている音


首を絞められて

耳の下からどくどくと血が波打って

自分の中に流れる血液が力強くめぐる音


寒すぎて

本当に死ぬかもしれないぐらいの寒さに

震えながら耐える夜

寒すぎて涙も出ない

震えで手足の感覚が無くなる

意識が朦朧として

自分が何をしているか、どこにいるかわからない状況


いつ自分の命が奪われるかわからない

ギリギリを渡っている感覚



恐怖のあまり

自分を俯瞰して

自分から離れる感覚


そんなことを一度ではなく何度も経験した人は

多くはないと思う。


私はそれを経験した



そして、それを経験した上で

ここにいる。




「なぜ」



頭の中にその言葉が居続ける



乗り越えられるから

私に乗り越えられることだったから、試練として神様が与えてくれた。

なんて、そんなことは決してない。


そんなことはただの後付けで、ただの言葉でしかない


意味はない。



乗り越えられたのは偶然で、結果なだけであって、

実際乗り越えられなかった場合、事実は埋まっていく



こんな経験したくなかった。



こんな日々を過ごしたくなかった。



ここに居続けたくなかった。





私の命は私だけのもの。


誰も私にはなれない


私は私


頑張って頑張って頑張って


まだ得る何かを探さなきゃいけないのか


あと何回自分を鼓舞して


生きなければならないのか。




こんな日々のために

生きてきたわけじゃない


生きたいわけじゃない。


もう笑えない。


自分がどんどん削がれて

人形みたいに表情がなくなっていく。




神様なんかいるわけない。


平等ではない。


この世に平等なんてない。




もし、平等なら

私はこの先、幸せしか感じれない日々になる。


ね?


そんなことあるわけないでしょ?