最後に食べたいもの



そのいくつかの中に

ずっとずっとセンターに君臨しているのが


和匠 高円というお店のどら焼き


【風うらら】というもの



もうそのお店は閉店して


二度と食べることはできないけれど



恐らく私の人生の中で

お店で購入するお菓子の中で

ダントツで一番好きだった



甘さが控えめで

甘さの角が無く

黒糖がほんのり香って

生地がしっとりふわっとしていて

小豆もしっとりしていて

パーフェクトだった。



高級なお菓子なんかより

百貨店とかで買えるお菓子なんかより


ダントツ


出会ったことがない


こんなにもドンピシャで

いつまでも食べれるものは


食べると幸せになる。



それがもう無くて

味わうことができないなんて、、、


だから、私はある頃から

外でどら焼きは買わなくなった


もちろん病気になってしまったから

身体的にも食べれないけど


でもまだアレルギーがなくて健康だった頃は

買うと

比べてがっかりしてしまって


より高円のどら焼きが恋しくなってしまって。


だから、いつからか買わなくなった。




あのどら焼きは

私の人生でいちばんの好物。



食べたいなー



死ぬ前に一度でいいから食べたい。



再現してみようかなー

絶対足元にも及ばないけど


それに出来るか分からないけど



あれを作った人は天才で

あれを発売していた高円さんは

私にとって特別な大切なお店



いつか

またお店始めないかなー