思い出すのはいつも
柱のかげにいるわたし
考えて
考えて
考え抜いて
やっと勇気をだして
話し出した
私のはなし
うまく伝わるように
少しでもいい話になるように
神経を使って
話し出した
真剣な話
ああ
どうか怒らないで
聞いてほしい
ああ
悪い話じゃないの
理由だってちゃんとある
ああ
でもやっぱり
うまく説明できないよ
どんどんと
悪い方向に転がっていく
柱のかげにいないと
あなたの攻撃から
身を守れない
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
もう
いいから
もう
やめる
もう
言わないから
もう
おわり
あきらめてきた
あなたの話
いまでも
ずーっと
聞いてほしかった言葉が
廻っている
あの時に
取り残されてしまった
言葉が
いまでも巡ってきて
苦しいんだよね
どうしたら聞いてくれたか
どうやったらうまく伝わったか
どう言えばよかったのか
悔しいね
でもね
どうしたって聞いてくれません
他人事だもの
どうやってもうまく伝わりません
他人だものね
どう言えばよかったか
暴れればよかったのよ
ひと話を聞けー!
いいからとりあえず聞けー!
ってね
あれ?
いまザワっとした?
そう
きっとあなたは他人に
そう思われてる
いや
言われたことあるわよね
話を聞け、と
話を聞いてもらえなかった
から
話を聞いてあげなくなって
話を聞いてって言えない
から
話を聞けって言われるの
帰ってきたの
それだけよ
だから
今度言ってみてね
誰にでもいいわよ
「わたしの話を聞いてほしい」ってね!