おはようございますニコニコ


今日はこちら、くもり。
と思ったら…晴れてきました!
まだまだ暑くて、
エアコンを消すことができません。



『闇に香る嘘』

下村敦史/著

中国残留孤児の兄が永住帰国した際

和久はすでに失明していたため

兄の顔を確認していない。

兄だと信じていた男は、

実は偽者なのかもしれない─。


***


お邪魔しているブログで

紹介されていた本。

江戸川乱歩賞受賞作品というのも

気になり、借りてきました。



あらすじを少し補足すると

主人公の和久は、孫の夏帆に腎臓を

移植するため検査を受けたが適さず、

兄の竜彦に頼んでみるが

検査を受けることさえ拒絶される。

これをきっかけに、兄のことを疑い

その正体を追うことになります。



和久は、兄のことを調べるため

いろんな人に会いに行きますが

そのうちに和久自身も狙われてる?と

思われる出来事が続き、

ハラハラしました。 



全盲の和久は、たとえば家の中で

人の気配がしても

それを自分で確認できません。

その時の描写が怖くて、ゾッとします。

北海道では、吹雪の中

1人にさせられてしまったり…

読んでいて、危ない!と

声が出そうでした。



中国残留孤児の問題は

テーマとしてとても重くて

辛くなるところも多かったけれど

知ることの大切さを感じました。



謎が謎を呼び、続きが気になり

どんどん読み進めて…

最後に衝撃の真実が。

うーん、そういうことだったのか。



終わり方は穏やかで

明るい方向に向かっていて

ほっとしました。



透析を受ける孫の夏帆に

和久がかけた言葉。


「完全な暗闇に思えても、必ず光は存在する。それに気づかないと、自分で自分を不幸にしていくだけなんだろう。時間はかかるかもしれないが、闇の中で座り込まず、光を探していこう」
p191




コップ




無印からモリンガ茶が出たと知り

いそいそと買いに行きましたむらさき音符

早速飲んでみると、
少しクセがあると感じました。
飲めないほどではないのですが
うーん…くるくる


飲みやすいモリンガ茶探しは
これからも続きそうですほっこり