こんにちは
2024年、
大変な幕開けと
なってしまいましたが…
どうかみんなの祈りが、
届きますように!
『百年の子』
古内一絵/著
"人類の歴史は百万年。
だが、子どもと女性の人権の歴史は、
まだ百年に満たない。"
***
大手出版社、文林館で働く明日花は
児童向けの学年誌100年の歴史を
調べていきながら、あるとき
文林館の昔の社員名簿に
祖母スエの名前を見つけ、驚く。
なぜ、農家の娘だった祖母が
出版社で働いていたのか。
そしてなぜそのことを、
孫に黙っていたのか。
戦中戦後を生き抜いた
スエの若い頃の物語と、
コロナ禍の令和を生きる
明日花の物語が
交互に出てきます。
物語はフィクションですが
史実に基づいた出来事や
実際のモデルはこの人かな?と
想像できる人物も多く出てきて
まるでノンフィクションのように
感じました。
獣医師の仕事一筋だった母と
母に代わって明日花を育ててくれた
祖母の、親子3代の物語でもあります。
素晴らしい本でした。
少し前にKさんから
ルピシアのブックオブティーを
いただきました。
ある日のおやつ
よもぎ餅と一緒に。