こんにちは。

今日は、僕が演劇に携わる大きなきっかけになった、
「山形市児童劇団」
のお話をさせてください。

田舎の山形県、
そのもっと田舎の山奥、
蔵王温泉という温泉街で僕は生まれ、育ちました。

ただ一つある学校は全学年1クラス。
20人以上居た僕の学年はマンモス学年と言われていました。
他の学年は平均15人くらい、少なくて5人。

信号もなく、車もはしっていません。
僕が子供の頃はコンビニもありませんでした。

山と川と温泉に囲まれ、よくも悪くも自由にのびのびと育っていきました。

小学校5年生になる頃、色々な都合で山を下りることが決まりました。
過疎化していたのどかな山奥から、山形の一番都会に移り住んだのです。

小学校は3クラスまでありました。
1クラスは確か40人。
1学年だけで、僕がいた小学校&中学校の人数よりも多いのです。
一瞬にして、頭が「ボンッ」と音を立てて爆発しました。

その頃のクラスメイトは、なんだかみんな大人びていて、
別の人間のように見えました。
今まで、幼馴染しか友達が居なかったので、
そこに「社会」が存在していることに驚きました。

そんなこんなで、とにかくポツンとしていたその頃の僕。
その頃買ってもらったピアノ(すごく嬉しかった)を弾いたり
歌を歌ったり、そんなことだけが喜びでした。

ある日。
母が言います。
「山形市児童劇団っていうのがあるんだけど、オーディション受けてみない?」

僕はすぐに「うん!」と言ったのでしょうか。
それとも悩んだ末の結論だったのでしょうか。
とにもかくにも、オーディションを受けてみることにしました。

そもそも。
この劇団は、小学校3~4年生しか入れません。
僕は来年の春から6年生。
受けさせてもらっただけでも奇跡。
くわえて、歌もダンスも芝居も、経験がありませんでした。

だめもと です。

オーディション内容は。

ワークショップ的なこと。
早口言葉。
台本の本読み。(ヘンゼルとグレーテルだったような・・・)
ダンス・・・・orz
(好きに体を動かせ!と言われて、ひたすらそのばで行進しました。)

年下に囲まれて、初めての緊張と、初めての挫折感(なんだ?ダンスって!)
を味わいました。

が・・・

その1週間後。

なんと、「合格通知」が届いたのです。
僕の家族のことだから、みんなで大騒ぎしたことでしょう。

それから、1年間、劇団に通うことになったのでした。

芝居は楽しい!
ダンスはできない!
歌は誰よりも歌えた!

っていう感じだったような気がします。

その頃知り合った千葉淳君は今でも親友です。

そうそう、千葉君とは
最後の発表会で同じ演目に出演しました。
「桃太郎鬼退治!」
っていう作品で、
彼が桃太郎、僕が、鬼役でした。

小学生がやる作品にしては内容が複雑で、
いわゆる劇中劇でした。
桃太郎の本番をひかえた小学校の1クラスの話。

歌のソロをもらって、ものすごいウキウキしたのを覚えています。

あ!・・・・・

っと言う間に1年がたち。
児童劇団をやめる時がやってきました。
早かったなあ。だって1年ですから。

将来は俳優になろう、と思った僕ですが
中学校に演劇部がなかった為、音楽に没頭する中高をすごします。

やめて少ししたあと。
中学校1年の僕のもとに、とある手紙が届きました。
児童劇団の演出の須藤先生からでした。

一人一人、直筆で手紙を書かれたのだと思います。
その手紙には僕にたいしての暖かい言葉が綴られていました。
(ああ、大事にとっておけばよかったな・・・)
内容は思い出せないのですが、1文だけはっきり覚えている文章があります。

「伊藤君は将来ブロードウェイにたてると思います。」

その頃は頭にいくつもの「?」が浮かんでいました。

ブロードウェイってなんだ?
ミュージカルって?
・・・etc?

その「?」が解決されるのは、それからずっとあとの7年後でした。

そして、今度の夏。
僕は、オフオフですが、ブロードウェイにたちます。
まさか、先生の言ったとうりになるなんて・・・

ふと、そのことを思い出した僕は、山形市児童劇団に1通メールを出してみました。

要約すると
「17年前に在籍してました。 今度NYでmusicalやります!」
ってメールです。

返信ないだろうな・・・と思っていたところに・・・
担当の方から、まさかの返信。

「OBが活躍していて嬉しいです。須藤先生は今でも劇団で指導されています。
伊藤さんのことをよく覚えていましたよ。」

とのこと。

まさかまさか、僕のことを覚えていました。
なんとうことでしょう。
メールを見たとたん心拍数が急にあがり、跳ね上がりました。

なんて言ったらいいだろう。
こんな時、歌ったら簡単に表現ができるのに、文字だととても難しいです。

そうです。シンプルにいきます。
「嬉しかった。」

とても、とても、嬉しかったです。
子供に戻ったようでした。
この気持ちをNYまで届けようと思いました。

ああ、長くなってしまいました。
読んで下さってありがとうございます。

そして!

先日ブログにて告知させて頂いた支援サイト。
経過をご報告させてください。
詳細は→
http://ameblo.jp/rickytickyasu/entry-11532257165.html

公開から7日経過しました。
現在、11人の方から、計2,353$の寄付をいただきました。

10$以上の寄付を無記名でない形でして頂いた方のお名前を
"Color Of Life" 公演特設サイトのSUPPORTERSに掲載しています。

沢山の皆様に応援して頂いています。
本当に、本当に、本当に、幸せです。

毎日、エネルギーと元気をいただいています。
その、エネルギーを作品に変えて、最高の作品を大好きなNYに届けてきます!

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

少しずつ、少しずつ、進んでいくNY公演。
その経過は随時ブログで書いていこうと思います。
皆さん、応援してください!

伊藤靖浩

PS:
応援コメント、メッセージ等、頂けると本当に嬉しいです。
直接メールの場合は→rickytickyasu@yahoo.co.jp にお願いします。